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国土交通大臣から天ヶ瀬ダム再開発事業基本計画の第3回変更(事業費増・工期延期)について京都府知事への意見照会がありました。同事業は京都府内で行われている事業であり、事業の長期化や事業費の増大の影響も踏まえ、京都府として知事意見回答に先立ち京都府独自でも変更内容を検証する必要があると考え、本検証委員会を設置し、河川工学や地盤工学等の専門家による技術的・専門的視点から事業費・工期の変更の内容を検証しました。
平成28年11月14日(月)午後1時30分から3時30分
京都府公館 レセプションホール (京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1)
嘉門 雅史 京都大学名誉教授(環境地盤工学)
岸田 潔 京都大学大学院工学研究科准教授(地盤工学、トンネル工学)
戸田 圭一 京都大学大学院工学研究科教授(河川工学)
〇中川 博次 京都大学名誉教授(河川工学、ダム工学)
(敬称略・五十音順) 〇:委員長
・天ヶ瀬ダム再開発事業基本計画変更に係る事業費・工期の検証について
(配付資料)
天ヶ瀬ダム再開発事業基本計画変更に係る京都府検証委員会(第2回)資料【資料-2】(PDF:1,646KB)
天ヶ瀬ダム再開発事業基本計画変更に係る京都府検証委員会(第1回)資料【参考資料】(PDF:7,471KB)
事業費・工期の変更内容を2回にわたり検証したところ、
1. 破砕帯対策工の追加等の変更要因は、計画当初には想定できなかったこと。
2. 追加対策の工法選定等が事業主体による技術委員会等での検討を通じて適切に行われて
いること。
3. 重金属含有岩石を分別して処理する等のコスト縮減も図られていること。
4. 事業費や工期が概ね妥当に見積もられていること。
と評価されることから、総合的に今回の変更はやむを得ないものと判断される。
引き続き安全な工事施工と構造物の品質確保に努めるとともに、周辺環境の保全にも十分留
意しつつ、コスト縮減、工期短縮を図るべきである。
平成28年10月14日(金)午後1時30分から3時40分
京都府公館 レセプションホール (京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1)
嘉門 雅史 京都大学名誉教授(環境地盤工学)
岸田 潔 京都大学大学院工学研究科准教授(地盤工学、トンネル工学)
戸田 圭一 京都大学大学院工学研究科教授(河川工学)
〇中川 博次 京都大学名誉教授(河川工学、ダム工学)
(敬称略・五十音順) 〇:委員長
・天ヶ瀬ダム再開発事業基本計画変更に係る事業費・工期の検証について
(配付資料)
天ヶ瀬ダム再開発事業基本計画変更に係る京都府検証委員会(第1回)資料(PDF:3,505KB)
事業費(160億円増)の増加要因である破砕帯の追加対策、重金属等含有岩石の処理の追加等や工期延期(3年延期)について説明し、委員からは追加対策はやむを得ないが、工法が変更に至った経緯や事業費増・工期延期の根拠データが十分でないため、必要な追加資料を国に求め、それらを踏まえ次回議論すべきとの意見が出された。
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