中丹広域振興局
ここから本文です。
雲原地域に、当時(昭和9年)最先端の技術により建設された砂防施設が存在し、現代においてもその価値が評価され国の登録記念物に指定されたこと等について、知識の習得をめざします。
砂防施設の機能やその役割を説明させていただき、砂防施設が人々の暮らしを土砂災害から守っていることを伝える。
口頭での説明だけではなく、簡単な模型を使った砂防施設の仕組みの説明を分かりやすく解説する。
雲原砂防に巨人あらわる? ~川口中学生に雲原砂防を語るべぇ~
(質問)巨人がえん堤をつぶしたらどうなりますか?
経験豊富なドクロベー様いや諸先輩のみなさまならどのようにお答えになるでしょうか、、、?
自分たちが住む地域の歴史的遺産や災害について学びたいと川口中学校のみなさんに「砂防とは?」「雲原砂防とは?」について、学校で1時間・現地で1時間お話をしてきました!
座学では平成16年台風23号(生徒のみなさんは当時4才くらい)のビデオに驚き、現地の登録記念物深山川第一号えん堤に感嘆し、生徒たちの純粋な反応におっかなびっくりです。
ちなみに巨人の回答に困惑していた私を見かねたドクロベー様が
(回答)危険なのですぐに逃げてください!
災害は忘れた頃にやってくる。巨人のような天変地異が起こったら安全第一まずは逃げましょう!
雲原砂防公園~上三岳川~大滝川をまわる行程は、国の登録記念物で苔むし威風堂々とした上三岳川第一えん堤と平成16年の台風23号から復旧した大滝川えん堤の新旧砂防施設を見比べることが出来るイチオシコースとなっております。
児童の皆さんはバインダー片手に、こちらの説明をしっかりメモり、えん堤の建設費はいくらか、災害時、雲原地域の被災民家数はいくらだったかなど質問いただき、熱心に雲原砂防について学んで頂きました。
新旧の砂防堰堤が比較できるイチオシコース(雲原砂防公園~上三岳川~大滝川)を巡りました。
当日は朝から風も強く肌寒い日でしたが、参加された4年生の皆さんには砂防堰堤までの道のりを元気に歩いていただきました。
児童の皆さんはこちらの説明をしっかり聞いてくれ「砂防堰堤のことがよく分かった」、「70年以上も前に砂防堰堤が造られていてすごいと思った」、「砂防施設は地域の安全を守るのに必要だと思った」などの感想を最後にいただき、雲原砂防についてしっかり勉強してもらうことができました。
雲原砂防公園で雲原砂防の歴史やその価値、模型を使って砂防施設の役割について説明し、上三岳川堰堤(昭和15年完成)と大滝川堰堤(平成18年完成)では、新旧堰堤それぞれの特徴を説明、雲原砂防について説明しました。
後日、児童の皆さん一人一人から感想などを書いたお手紙をいただきました。
そのお手紙には「災害のない村づくりをした村長さんはいい人。」「土砂災害を実際に見られないので、模型を使った実験は分かりやすかった。」「雲原砂防は人々が危なくないように造られていることが分かった。」などの感想をいただき、砂防施設の役割等をよく勉強してもらいました。
(中丹西土木事務所河川砂防室)トップページへ
体験学習は「出前語らい・専門職員派遣」にお申し込み下さい。
また、中丹西土木事務所企画調整担当に相談下さい。
お問い合わせ
中丹広域振興局建設部 中丹西土木事務所
福知山市篠尾新町1丁目91
電話番号:0773-22-5115
ファックス:0773-22-5167