中丹広域振興局
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福知山市街地では、平成26年8月豪雨により甚大な浸水被害(浸水戸数3298戸)が発生しました。
(福知山市調べ)
そこで、国、京都府、福知山市の3者が協力して浸水対策事業を実施することになりました。
京都府の事業としては、早期に洪水による被害を少なくするため弘法川と法川の河川改修をし、調節池を設置し、ポンプ施設等を整備していきます。
平成27年度から概ね5年間の予定で、約74億円の総事業費で改良を行います。
事業区間は弘法川が3000m、法川が1530mの区間です。
平成26年8月豪雨の浸水範囲が水色の箇所です。
工事は赤色で示した箇所が平成27年度、緑色は平成28年度以降に行います。
この図は川の断面を示したものです。(川を輪切りにして見た図)
点線で表示されているところが現在の状況です。
これを今までよりも広く深くし多くの水が流れるように改修します。
両岸も、水の勢いで削られないようにコンクリートで固めます。
弘法川:
法 川:
8億円の費用をかけて測量設計、掘削工
護岸工、橋梁工、用地買収を行っていきます。
むかしむかし、おばあさんが川の上流で洗濯をしておりました。そこへ一人の旅の老僧が通りかかり一口の水を求めました。おばあさんは「水が飲みたいのならば、この川の水を飲め」と冷たく言い放ちました。すると老僧は悲しげに杖で川底をトントンと突いてトボトボと立ち去りました。
その後、川の水が次第に川底から消えていき、それ以来この川は夏になると常に枯れ川になるようになりました。村人達はその老僧は弘法大師だっただろうと思いその川を弘法川と名付けました。
この話には続きがあり、この消えた水は北東一里の場所に湧き出たのでした。夏は冷たい浄水でよく汗疹を癒すと幼児に水浴びをさせる母親の姿が多くみられたこともありました。
冬は湯気が出るほど暖かくなり、この付近を「湯原」と呼び「湯原橋」も現存しています。
また、この冷水を当てに生糸製糸工場も創業していました。
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