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平成30年9月9日、岐阜県の養豚場において、国内では平成4年以来26年ぶりとなる豚熱の発生が確認されました。その後感染が拡大し、22都県93事例、約40.3万頭が殺処分されています(令和6年8月16日現在)。
京都府内の養豚農場で豚熱は確認されていませんが、令和2年4月以降、野生いのししでの豚熱陽性が確認されており、家畜保健衛生所から畜産農家の皆様に対し、異状があった場合の早期通報や飼養衛生管理の徹底などの防疫対策について指導し、万全を期しております。
豚熱は豚といのししの病気です。人に感染することはありません。
豚熱のまん延を防止するため山林を歩いた後は、靴底の洗浄にご協力ください。
Q.豚熱は、どんな病気ですか?
A.豚熱は、豚熱ウイルスが豚やいのししに感染することで起こる病気です。
伝染力が強く、家畜伝染病に指定されています。
豚熱に感染した豚が発生した農場では、飼養されている豚等を対象に防疫措置を行います。
Q.豚熱にかかった豚の肉は、市場に流通しますか?
A.法律に基づき、豚肉は全て検査に合格したものだけが流通することになっています。
検査で豚熱であると確認された肉や内臓などについては、市場に流通することはありません。
Q.豚熱ワクチンを接種した豚や豚熱経口ワクチンを摂取したいのししの肉を食べた場合、
人の健康に影響はありますか?
A.豚熱ワクチンを接種した豚や豚熱経口ワクチンを摂取したいのししの肉を食べても、
人の健康に影響はありません。
豚熱は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
また、豚熱にかかった豚の肉が市場に出回ることはありませんが、仮に豚熱にかかった豚の肉や内臓を食べても人体に影響はありません。
(CSF(豚熱)について(食品安全委員会))(外部リンク)(外部リンク)
豚熱経口ワクチンを摂取しても、いのししのお肉の安全性に影響はありません。
京都府及び近隣の府県においても豚熱に感染した野生いのししが確認されています。
豚熱がまん延しないよう、山林を歩いた後は靴底の洗浄にご協力ください。
飼育している豚等(豚、いのしし、ミニブタなど)で、豚熱の感染が疑われた場合は、最寄りの家畜保健衛生所へ連絡してください。
「CSFに関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づき国へ提出した「ワクチン接種プログラム」について、令和2年1月10日付けで国の確認が完了しました。これを受け、「家畜伝染病予防法第6条第1項」の規定に基づき、府内の養豚農場等(43戸)に対し、ワクチン接種を実施する告示をいたしました。
ワクチン接種プログラムに基づき、令和2年1月に初回一斉接種を完了し、新たに生まれた豚などについて接種を続けています。
府内で死亡原因のわからない野生いのししを見つけた場合は、最寄りの広域振興局、京都林務事務所へ連絡してください。
陽性 |
陰性 |
計 |
|
---|---|---|---|
死亡いのしし |
42 |
17 |
59 |
捕獲いのしし |
80 |
653 |
733 |
計 |
122 |
670 |
792 |
(令和6年11月8日時点)
CSF(豚熱)警戒本部会議の設置と会議開催に関する詳細は、京都府消防保安課のホームページをご覧ください。
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