中丹広域振興局
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取材日:令和3年9月15日
こんにちは!福知山公立大学3回生の秋山蒼・岩野峻土・橘川肇です。
今回、私たちは京都府中丹広域振興局のインターンシップに参加し「たんたんで働く特別編by福知山公立大学」として、中丹地域で働く若手の社会人の方に取材をしました!中丹出身の高校生や大学生のみなさんに「地元で就職しようかな」と考えていただく1つのきっかけになればと思っています。
秋山蒼(あきやまそう)
福知山公立大学地域経営学部3回生、静岡県富士市出身。ゼミ活動では、地域福祉に関わる多様な主体による取り組みについて研究中。夜の福知山城が好き。
岩野峻土(いわのたけと)
福知山公立大学地域経営学部3回生、京都府綾部市出身。ゼミ活動では、企業への取材をもとに今後の働き方を提言するなど、地元・地方の活性化について研究中。福知山の三段池公園が好き。
橘川肇(きつかわはじめ)
福知山公立大学地域経営学部3回生、静岡県沼津市出身。ゼミ活動では様々な自治体の施策を調べ、課題について研究中。北近畿をサイクリングすることが好き。
今回は、舞鶴市にある「舞鶴医療センター附属看護学校」に勤務されている、入職18年目の竹ノ内貴裕(たけのうちたかひろ)さん【写真左側】と、同じく入職18年目の山口綾(やまぐちあや)さん【写真右側】に取材をさせていただきました。
(プロフィール)
竹ノ内貴裕さん:38歳、看護師18年目、舞鶴市出身・在住。
山口綾さん:38歳、看護師17年目、宮津市出身・在住。
舞鶴医療センター附属看護学校は、昭和23年に国立舞鶴病院附属高等看護学院として開校した看護学校です。寄宿舎(女性のみ)を完備し、三年間で看護師国家試験受験資格の取得をめざす学校です。
ーー今の職業に就いたきっかけはなんですか?
竹ノ内:医療系の職業に就きたかったことと、近くに舞鶴医療センター附属看護学校があるのを知っていて、入学をしたことがきっかけです。舞鶴医療センターで10年勤務したのち、今は母校で教員をしています。
山口:子どものころによく「看護師になる!」って話していたみたいです。お見舞いで病院に行くことも多く、看護師を身近に感じていたんだと思います。学校の先生から勧められて、竹ノ内先生と同じように入学し、舞鶴医療センターでの勤務を経て、教員となりました。
ーー普段の仕事のスケジュールはどんな感じですか?
山口:子どもの世話もあるので、朝は5時30分ごろから準備することが多いです。出勤をして8時30分から仕事を始めます。90分の授業を一週間に2~3コマ担当して、病院での実習指導も行っています。18時~19時には仕事を終え帰宅します。家では、子どもとの時間を大切にしています。
ーー看護学校の先生もお忙しいんですね!
竹ノ内:そんなに、皆さんが思っているほどでもないですよ(笑)。私も同じ時間帯に準備をして勤務をすることが多いです。授業は週に2~3コマ受け持っています。
ーー看護学校とは、どんな学校なんですか?
竹ノ内:大まかに言えば、3年間で看護の技術や知識を学ぶところになります。主に2年間は座学で、1年間は病院での実習です。隣にある舞鶴医療センターの医師や看護師からも講義を直接受けます。
授業の様子
グループワークの様子
ーーどんな授業が学生に人気ですか?
竹ノ内:演習では、特に楽しそうにしている学生が多いですかね。実際に頭と体を動かしながら、看護の技術を身に着けていく授業です。
山口:看護実習室には「多職種連携ハイブリッドシミュレータ」という最新式のモデル人形もあります。血圧、脈拍、呼吸、体温などの状況をモニターで確認できるほか、注射や酸素吸入など、状況に応じた看護を学ぶことができます。
多職種連携ハイブリッドシミュレータ
看護実習室の様子
ーー看護学校の先生として、うれしかったことは何ですか?
竹ノ内:卒業生が実際に働いている姿を見たり、会ってお話する機会があったりすると、教え子の成長を知ることができて仕事のやりがいを感じられますね。学会で会うこともあります。
山口:いろんな事情で通学が大変だった学生が無事に卒業を迎え、それを見送る瞬間には、大きな達成感がありますね。
ーー休日はどのように過ごされていますか?
竹ノ内:子どもを連れて近くの山を登ったり、川遊びをしたり、魚釣りをしたりしています。自然を生かせばどこでも遊び場、という感じはしますね(笑)。都会には少ない、自然の良さがあると思います。
ーー都会ではなくても、過ごしやすい感じなんですね!
山口:私は、子どもと一緒に買い物とかをしますね。車での移動は欠かせませんが、とくに不便に感じることはないかなと思います。
ーー子育てにおいて、舞鶴の良さはありますか?
山口:ファミリー・サポート(地域住民が子育てを助け合う仕組み)などの地域サービスが、地域の中でしっかり浸透している印象があります。実際に私も、職場の方から勧められて利用していました。子どもが小さい頃はよく体調を崩すので、病児保育も使いました。
ーー高校生や大学生に向けてメッセージをお願いします。
山口:進学を機に舞鶴に来て、人の温かさに包まれた環境にあるなと感じます。働きながらの子育ては大変ですが、職場や地域の方に本当によく支えてもらいました。仕事と育児を両立するという意味では、安心して過ごせる舞鶴の環境は良いところがたくさんあると思います。
竹ノ内:仕事に励みながら、休日にはいろんな趣味に打ち込みやすい環境にあるかなと思います。「田舎だから」と毛嫌いせずに、残ってくれたり戻ってきてくれたりしたらな、と思います(笑)。
ーー取材を終えてーー(学生コメント)
秋山:看護師として患者さんと関わったり、教師として学生と関わったり、住民として地域と関わったりと、人との豊かなつながりの大切さを感じました。
岩野:命を預かる仕事だからこそ厳しくする。現場を見てきたからこそ、教育者の立場で次の世代に伝えていくことができる。そういった方々の成果で、地域が成り立っていると感じました。
橘川:命を扱う看護師の教師として活躍されているお二人の話を伺うことができました。時に優しく、時に厳しく指導を行う姿勢から、仕事に対する強い思いを感じることができました。
独立行政法人国立病院機構舞鶴医療センター附属看護学校
https://maizuru.hosp.go.jp/school/(外部リンク)
舞鶴医療センター求人情報
https://maizuru.hosp.go.jp/recruit/index.html(外部リンク)
舞鶴医療センター附属看護学校入試・入学案内
https://maizuru.hosp.go.jp/school/exam/index.html(外部リンク)
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