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平成19年3月28日(水曜) 午前9時から11時まで
平安会館2階 「嵯峨の間」
懇話会委員ほか事務局など
(1)開会あいさつ
(2)議事
事務局より、別添資料1-1(PDF:16KB)、1-2(PDF:11KB)、1-3(PDF:15KB)に基づき報告
(●:委員、○事務局)
● 資料1-2「京の子ども伝統・文化体験事業」の学校一覧(PDF:15KB)は、府内何校あるうちの20校なのか。
○ ここでは京都市は除いており、府内約100校が対象である。
● 「京の子ども伝統・文化体験事業」等、次世代体験事業が府内全域に行き渡るような体制はとれているのか。
○ 教育委員会と連携して府内全ての学校に通知しており、公平・公正さは保たれている。
● 「青少年文化活動育成事業」について、共催や協賛に民間企業等が入っているが、府は府主催事業だけでなく、どのような民間企業や財団、NPO等が公共サービスにどのように関与しているかをしっかりと把握する必要がある。
● 「京の子ども伝統・文化体験事業」では、中学1年生を対象に事業を実施しているが、一回体験したら終わりではなく、2年・3年時にその体験を活かせるような取組みはできないか。
○ 基本的には教育委員会の問題だが、昨年ようやく社会体験事業が義務教育の中できちんと位置付けされて予算化できたばかり。今後、より充実させるための検討は必要であると思う。
● 社会体験事業は、全学年全員が行くとなると事業所の確保が大変。京都市内は体験の場がたくさんあるが、府域は難しい。府でより裾野を拡げるやり方を考えて欲しい。
● 「アートフリーマーケット」の認知度は上がっているが、作品を見ると質は高くない。気軽に参加できるという点では良いが、質の高い方向に持っていくようなプロデュースを考えて欲しい。
● アートフリマの運営はいまだ行政的な色合いが強い。学生等、若い人に主体的・自主的に任すやり方を考えてみてはどうか。
● 現在は、アーティスト自身がマーケットやネットワークを作る能力を求められる時代である。当事者が運営主体となることは大きな意味があると思う。
● それぞれの主体が当事者意識をもってもらうための仕掛けが必要。アートマネジメントを学んでいる学生もおり、そのような学生の参画も必要ではないか。また、アーティストが、フリマの時にはアートマネジメントやプロデュースの立場としても参加することでそういう力が養われると思う。
○ アートフリマは質の高さを求めつつ、拡がりをもつという両面を見据えながら運営していかなければならない。そういう点からも今すぐ学生等に運営を任すことは難しいかもしれないが、今後の検討課題としたい。
事務局より、別添資料2(PDF:17KB)に基づき報告
(●:委員、○事務局)
● 文化ベンチャーコンペについては、広い範囲で条例の趣旨をどのように活かしていくかが重要。
● 源氏物語千年紀について、源氏を京都のカルチャーブランドとして国際的に拡げていって欲しい。文化ベンチャーコンペについては、京都で行う以上、応募数に加えて質の高さが重要である。
○ 源氏については、国際的な視点をもって取組みたいと思う。コンペについては高いレベルを求められていることは充分認識している。
● アーティストファンドについて説明して欲しい。
○ 現在、コミュニティービジネスのためのファンド、NPO支援ファンド、女性起業家のためのファンド、アーティスト支援ファンドの4つについて商工部とも連携し、一体的に検討していく必要があると考えている。
● 経済団体や企業等でも文化面での京都への貢献を検討しているが、いずれの団体もフォローやブラッシュアップをどうするかが難しく、頭を悩ませている。各団体が連携することが重要であり、各種団体との交流を通して、ノウハウや知恵を集めたいと思っている。
事務局より、別添資料3(PDF:22KB)に基づき報告
(●:委員、○事務局)
● 開催の2011年は中国との交流の新しいシステムを作る大チャンスだと考えている。府民・国民のための文化祭だけでなく、アジア文化祭、世界文化祭を目指して欲しい。
● 50年に1度ということで各方面にお願いすれば夢のようなことが実現するかもしれない。また、「お祝い」だからと、採算度外視でやってくれるのではないか。
● 国民文化祭の基本理念に基づいて進めていけば必ず成功すると思う。この基本理念を大切にして、一過性のイベントにはしないで欲しい。
● アジアも大事だが、欧米での日本文化の評価は高い。欧米での仕掛けも考えてはどうか。
● 「文化力」とは、力強く夢のある言葉であるが、ただ事業を継続するだけでは単なる「文化振興事業」になってしまうのではないかと危惧している。今後、この言葉を錆びつかせないようにする上でも、この「文化力創造懇話会」がますます重要な役割を担うのではないかと考えている。
<その他> 平成19年度も引き続き、懇話会委員への就任をお願いし、了承された。
(3)閉会あいさつ
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