ヴァルドワーズ県(フランス)機関と覚書を締結
フランス国ヴァルドワーズ県の経済開発局内に設置された県の組織(県が作る独立組織)である「ヴァルドワーズ県経済振興委員会(CEEVO)」及びヴァルドワーズ県アンギャン・レ・バン市営の美術館「デジタルアートセンター(CDA)」と覚書を締結しました。(ヴァルドワーズ県側の2機関それぞれと京都府、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の3者間で締結)
覚書の内容
ヴァルドワーズ県経済振興委員会(CEEVO):技術革新、産業研究と開発に関する覚書
スタートアップ支援、京都スマートシティエキスポでの連携等で協力予定
デジタルアートセンター(CDA):デジタルアート分野における創造性、文化革新、開発に関する覚書
ATVKアート部会への参加、アートコラボスペースにおけるデジタルアートの作品展示等で協力予定
覚書締結にあたっては、デジタルアートの国際芸術祭バン・ニュメリックの開催(6月12~14日)に合わせて、イベントの中で覚書調印式を実施しました。

本府からは玉木商工労働観光部副部長が出席しました。
<参考>
- これまでの交流
2022(令和4)年11月:EUプロジェクト「日欧地域間イノベーション協力」訪日団の構成メンバーとしてCEEVO特別顧問が西脇知事を表敬訪問
2023(令和5)年6月:ヴァルドワーズ県訪問団がけいはんな学研都市を視察
2023(令和5)年6月:EUプロジェクト「日欧地域間イノベーション協力」によりヴァルドワーズ県へ府職員派遣
- フランス国ヴァルドワーズ県
フランスのイル=ド=フランス地域圏の県。パリ北辺に位置し(シャルル・ド・ゴール空港を擁する)、自動車・航空機・ロボット・医薬品産業などが主要産業で、11大学(学生3万人)をはじめとする研究機関が集積するほか、古城などの文化遺産、デジタルアート芸術祭など文化面でも注目を集めている。人口124.4万人(1999年)、面積1,246km²。
- 日欧地域間イノベーション協力事業
EUの地域と日本の府県との協力関係の促進に焦点を当て、地域レベルでのイノベーション、起業家精神、スタートアップエコシステムの政策分野における知識の共有と相互学習に重点を置いた協力を推進させることを目的としたEUのプロジェクト。
- ヴァルドワーズ県経済振興委員会(CEEVO)
企業進出の援助や県内経済の促進を推進するため、1972年にヴァルドワーズ県の経済開発局内に設置された県の組織(県が作る独立組織)。企業誘致、会社設立から国際化支援等、同県の経済振興に関する重要な役割を担う。組織のトップはアンギャン・レ・バン市長。
- デジタルアートセンター(CDA)
アンギャン・レ・バン市営の美術館。組織のトップはアンギャン・レ・バン市長。
- アンギャン・レ・バン市
カジノとスパで観光客を誘致しているヴァルドワーズ県のコミューン。人口1万2千人、面積1.8km²。
- バン・ニュメリック
CDAが主催するデジタルアートの国際芸術祭。