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京都府内の各事業所責任役員を対象としたセミナーや交流会を開催しました。
次回のセミナー開催情報は「講習会等情報」を御覧ください。
令和7年12月10日開催
講演終了後、「法令順守体制整備に向けて必要な具体的行動」について、 意見交換を行いました。
意見交換時や、終了後にいただいたご意見・感想について、紹介します。
・経営層と現場の距離を縮めておくことはコンプライアンスの観点から重要なことだと感じた。
・コミュニケーション向上のため、責任役員も現場を見ることは必要だと思った。
・薬機法改正などで品質システムが複雑化し、その対応に追われる中、真の品質向上のために何が必要か考えさせられた。
・まず自社としての品質方針や取り組みに対して、胸を張って言い切れるベースを持つことが必要だと思った。
・現場を見守るだけでなく、こちらかこうして欲しいということも伝え、一緒にやっていこうという思いが大事なのだと思った。
・現場の思考回路を変えていく方向に考えていましたが、現場がどのように考え、何を求めているかを知るためにも、もっと現場に足を運び、対話しなくてはと思った。
令和6年1月29日開催
ゲストスピーカー:コタ株式会社 取締役 河村 省吾 氏
コメンテーター:京都府薬事支援専門アドバイザー 猪狩 康孝 氏
2つのテーマ「クオリティカルチャーを浸透させるための取り組み」、「現場の状況や問題点の正確な把握」について意見交換を行いました。主な内容を紹介します。
・クオリティカルチャーを浸透させるためには、継続した教育訓練が必要
繰り返し言い続けることが重要
年代や階層に応じて何を教育すべきか(コンプライアンス、社会的ルール、法令など)リストアップするとよい
・法令遵守は会社の存続、利益をあげていくために必要であることを責任役員を含む全社員が理解すること
品質管理にお金を使わなかったことで、さらにお金が必要になることがある
損得ではなく善悪で考える意識づけが重要
・知識だけにならないように、「コミュニケーション」と「意識」も必要
自ら声をかけて従業員とのコミュニケーションのハードルを下げることがクオリティカルチャーの第1歩
責任役員には聴く力が必要
現場から声を上げてもらうには、解決しようという姿勢を持つことが必要
・現場の状況(ヒヤリハットなど)は、簡易的に報告できるシステムがよい(共有システムへの簡易な入力など)。ただし、責任役員まで情報が上がるよう、現場の管理者で止めない工夫が必要。
報告したこと、その報告によりトラブルを未然に防げたことを褒めること
令和5年12月7日開催
コメンテーター:京都府薬事支援専門アドバイザー 猪狩 康孝 氏
2つのテーマ「責任役員として受けるべき教育訓練」、「従業員とのコミュニケーション」について意見交換を行いました。主な内容を紹介します。
・こまめな情報のインプット(教育訓練)は、全責任役員の法令遵守への意識を高める
・事例をもとに自社ではどう判断するか考えることも教育訓練の一つの評価方法
・自由に発言できる風土が重要で、従業員が些細な情報も上げてくれることを責任役員が奨励することが大事
・問題が発覚した場合には現場に放任ではなく、一人一人との対話が必要
令和5年2月13日開催
《第1部》セミナー
法令遵守体制の整備について~責任役員の意義と責任~(PDF:2,041KB)【京都府健康福祉部薬務課 長澤朋史】
《第2部》交流座談会
ゲストスピーカー:日本新薬株式会社 取締役サプライチェーン・信頼性保証担当 木村 ひとみ 氏
コメンテーター:京都府薬事支援専門アドバイザー 飯田 隆太郎 氏、猪狩 康孝 氏
お問い合わせ
京都府薬事支援センター
住所:京都市伏見区村上町395
電話番号:075-621-4162
FAX:075-612-4169
Email:yakuji-sien@pref.kyoto.lg.jp