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京都府では行政だけでなく、企業、地域、学校など多様な主体と連携し、地域の交通環境改善に取り組んでいます。
京都府では、平成17年度から府内の小学校で交通学習出前授業を行っています。
交通を通じて、自分達の住んでいる地域の歴史や環境、地球温暖化問題等について気づき、
考えることで、子供達の社会性の向上や、地域の公共交通の大切さについて学ぶ事を目的
としています。
平成28年度の交通学習出前授業
小学校において交通環境学習を普及・定着させるため、持続可能な教育プログラムの構築に
取り組んでいます。
本年度は福知山市の小学校1校、城陽市1校、京丹波町1校の計3校及び自治体にご協力いた
だき、それぞれの地域環境に合わせたカリキュラムで交通や環境、地域のことについての授業
を実施しました。
バス事業者のご協力により授業を実施しました。
バス車両の見学で、スロープや安全バー等、高齢者や障害者、子ども連れ等に配慮した
様々な工夫点の発見を通じて地域を支えるバスの役割を学習しました。
また、乗車時のマナーや安全に関することについて、本物の運転手さんから教わることに
より、事故防止の意識づけをする機会になりました。
福知山市域=京都交通(株)
城陽市域=京都京阪バス(株)
京丹波町域=西日本ジェイアールバス(株)
少子化による人口減少やバス事業者の路線廃止、撤退により、地域公共交通の維持・確保が
課題の一つとなっています。
京都府ではこれらを踏まえ、環境やバスについて児童が家族と話し合うきっかけづくりの取組
として、平成19年度から「バス・エコファミリー」を実施しています。
家族のお出かけにクルマからバスへの利用転換を促し、また、併せて、小学校でバスに関する
授業を行うなど、公共交通の利用促進に努めています。
平成28年度のバス・エコファミリー
対象地域を走る路線バス等の乗車賃が大人1名につき同伴の小学生以下の子ども
2名まで無料 (定期券利用は対象外)
11月の土曜・日曜・祝日(10日間)
降車時に運転手に「エコファミリー」と申告する
京都府南部 |
宇治市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、 京田辺市、木津川市、大山崎町、久御山町、 宇治田原町、和束町、精華町 |
京都府中部 | 亀岡市、南丹市、京丹波町 |
京都府北部 |
福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、 伊根町、与謝野町 |
福井県 | 高浜町 |
兵庫県 | 篠山市 |
京都府南部 |
京阪バス、京都京阪バス、阪急バス、 奈良交通の「和束木津線(加茂駅~和束町小杉間)」、 城陽さんさんバス、長岡京はっぴぃバス、 コミュニティバスやわた、精華くるりんバス、 木津川市コミュニティバス(きのつバス、かもバス当尾線) |
京都府中部 |
京阪京都交通、西日本ジェイアールバス、 亀岡市ふるさとバス、亀岡地区コミュニティバス、 篠地区コミュニティバス、南丹市ぐるりんバス、 南丹市営バス、京丹波町営バス |
京都府北部 |
西日本ジェイアールバス、 京都交通(福井県域を運行する路線バスを含む)、丹後海陸交通、 福知山市営バス、三岳バス、庵我バス、中六人部バス、 あやバス、伊根町営コミュニティバス、与謝野町コミュニティバスひまわり |
【H28バス・エコファミリー(表)】(PDF:362KB) 【H28バス・エコファミリー(裏)】(PDF:704KB)
京都府では、府民一人ひとりが地球環境問題を意識し、過度な自動車利用の抑制を促す
「かしこいクルマの使い方」を普及させるため、平成19年度から、運転免許更新時講習等
の機会をとらえ、「かしこいクルマの使い方」や「エコドライブ」に関する情報提供を行って
います。
※ 実施主体:京都環境保全対策会議
(学識経験者、警察、京都府地球温暖化防止活動推進センター、国、京都市、京都府 等)
平成28年度の取組
京都府内の免許保有者(約150万人)が少なくとも5年に1度必ず受講する、運転免許更新時
講習において、「かしこいクルマの使い方」や「エコドライブ」に関する資料を配付し、啓発しま
した。
<免許更新時講習配布資料 表面(PDF:1,900KB) 裏面(PDF:1,285KB) >
一定台数以上の自動車を使用する事業所が1年に1度受講する、安全運転管理者等講習に
おいて使用するテキストに、「かしこいクルマの使い方」や「エコドライブ」に関する情報を提供
しました。
運送事業者において選任されている運行管理者が2年に1度受講する、運行管理者等指導
講習において使用するテキストに、「かしこいクルマの使い方」や「エコドライブ」に関する情報
を提供しました。
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