丹後広域振興局
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11月9日(日曜日)、大手川改修促進協議会の呼びかけで、地域のボランティアの皆さん、工事請負業者、市・府職員が協力して大手川の清掃活動を行いました。
平成16年の台風23号水害の記憶を風化させることなく、大手川をいつまでも美しく守っていこう!と昨年初めて開催した「大手川クリーンアップ大作戦」。
今年も約200名が参加、分別ごみ袋を片手にゴミをひとつひとつ拾っては草を刈るなど、大手川全域で作業していただきました。
ヨシが大人の背丈よりも高く伸びていた湊橋、新大手橋付近もすっきり大変身。機械で刈った長いヨシを手で集めてはロープで縛り、一箇所にまとめていく作業はかなりの重労働ですが、皆さん手を休めることなく熱心に作業していただいたおかげで、約1時間半の作業時間で見違えるほどキレイになりました。
年に一度の活動ですが、3回目、4回目…とより多くの皆さんにご参加いただければ幸いです。大手川改修工事も「安全で美しい川づくり」を通して、大手川のクリーンアップに貢献したいと思います。
大手川工事キャラクター「ぬまっち」の名前をつけてくれた小畑希生さん、まきさん姉妹に災害対策室でミニ贈呈式を行いました!
4年生の希生さんは以前、総合学習で大手川の工事見学会に参加、大手川工事に関心を持ってくれたらしく、「ぬまっち」の応募につながったようです。
妹のまきさんも、記念品のぬまっちオリジナルタンブラーを気にいっていただいた様子。お友達にも「ぬまっち」をPRしていただけるかな?
鶴美・永田JV 荒木 裕章氏
昨年12月の準備作業から始まった舞鶴から宮津への通勤生活。その間、交通規制の許可がなかなか取れずに困ったり、宮津小学校の皆さんとの工事見学会の準備に追われたり…といろいろありましたが、あっという間の1年でした。
現場付近の柿が食べ頃になる頃には、なんとか今回の工事を完成させたいと頑張ってきましたが、どうやら今年のお正月もこの現場事務所で迎える事になりそうです。
この1年間、現場付近の住民の方々のストレスは相当なものだった(これからも?)と思いますが、皆さんにはとても気さくに対応していただき、有り難く感じました。
大きな音を出したりすると「今日はちょっとうるさいぞ」とお叱りをうけることもありますが、そんな時でも「すみません、なるべく早く終わらせますので、もう少しだけご辛抱願います」、「ほんじぁもうちょっとだけ辛抱するで、なるべく早く終わらせてな!」と最後には温かいお言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
工期も残り3ヶ月となりましたが、もうしばらくの間温かい目でご協力いただければと思っております。
交通規制のためお地蔵さんもしばらくお引っ越しです。
百合が丘橋架け替え工事を進めているところですが、工事現場にコンクリートのすべり台のような構造物があるのを見られたことがあるかと思います。これは「樋門(ひもん)」という施設です。
大手川には、今福川、滝馬川や柿ヶ成川などの大きな支川の他に小さな水路が流れ込んできています。この水路の流れ込む部分に作ってある堤防の中のコンクリートの水路を樋門と言います。
河川の堤防や護岸などの構造を定めている「河川管理施設等構造令」では、「河川又は水路を横断して設けられる施設であって、堤防の機能を有するもの」と樋門が定義されています。
また、堤防を分断して設置されものを水門といい、堤防の中に設けられるものを樋門といいます。
大手川では、小学校横の「辻川樋門」、百合が丘橋横の「鯰川(なまずがわ)樋門」など、合計8箇所に樋門を作っています。
樋門にはフラップゲートと言われる扉が付いている場合があります。これは、大手川の水位が高くなったときに、樋門の中を洪水が逆流し、堤防の宅地側で水が溢れるのを防ぐための施設です。
大手川の改修では護岸工事に会わせて樋門を設置し、水路等の排水がスムーズに川に流れ込むように整備を進めています。
「土木をもっと身近に」をテーマとして先日開催した『土木フェスタ2008inたんご』では5,000人を超える多くの方がお見えになりました。
その会場の中心部に巨大な「ぬまっち」の記念撮影用ボードがお目見えしました。
会場の中心でひときわ目立つ大きさであって、来場された方々が口々に「ぬまっち」って何と不思議そうに見られていました。
これを契機に「ぬまっち」や大手川改修についての興味や理解が深まればありがたいと思います。
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