丹後広域振興局
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9月3日に、第3工区の堂ノ下橋下流工事で河川を切り替える工事に併せて、取り残された魚の引越をしました。工事を請け負っている大立工業、和田組の作業員さんを中心に行いました。
アユやウグイ等たくさんの魚を新しい川の流れに移しました。上流では見られなかったナマズも2匹見つかりました。
今回の工事では、魚の引越だけではなく、今までの川底の石や土砂の引越も行います。川の流れる位置は変わりますが、新しい川が早く生き物の住みやすい川に戻ることになればという思いで取り組んでいます。
京口橋の架け替え工事現場では、現在、川の真ん中で橋を支える橋脚をつくるために、周囲を矢板という鉄の板で囲んで水が入らないようにする工事を行っています。しかし、この矢板がなかなか思うように地中に入りません。
橋台工事の時にもお話しましたが、この周辺の地層は宮津花崗岩の基盤に砂やレキが堆積して出来ています。矢板に力を加えるたびに、周りの砂が締まって入りにくくなってしまうのです。このため、矢板の先から水を噴射する装置を付けました。水の勢いで締まった砂を緩めようとするものです。
これで、何とか順調に進むと思ったのですが、最後になってあと1から2メートルが入らなくなりました。今度は、おそらく花崗岩に当たったかも?
どうにも入らないので結局、この部分を切断することにしました。この程度であれば、工事への影響は無いと思います。
工事現場では、なかなか計画通りに行かないいろんな事がありますが、日々奮闘しています。
京口橋には工事を間近で見て頂ける「展望台」が近く出来上がりますので、ぜひお立ち寄り下さい。
当JVでは、中橋から京口橋の間で、右岸側(宮津小学校側)の護岸鋼矢板の打込みと左岸側(柳縄手側)の特殊堤工事を主に施工しています。
今年の夏は大変暑く過酷でしたが、現場では冷却パックや熱中飴など様々な対策により熱中症事故もなく、なにより皆様の御協力を得ることで、順調に工事を進めることがができました。この場をお借りして、御礼申しあげます。
また工事のイメージアップとして、現場周辺で様々な掲示や清掃活動を行わせていただきました。
工期も残りわずかとなり、今月中の工事完成を目指して日々奮闘中です。
大手川工事キャラクター愛称募集へのたくさんのご応募ありがとうございました。
応募総数は91件でした。
現在、最終選考中です。結果発表は、しばらくお待ちください。
日を追う毎に涼しくなり、秋の深まりを感じます。
しかし、まだまだ今年の台風シーズンは終わっていません。
ここでは、台風に関する基礎知識について一緒に勉強しましょう。
台風とは、北西太平洋または南シナ海にある熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ毎秒17メートル以上のものをいいます。
台風の強さは、最大風速によって、また、大きさは風速毎秒15メートル以上の風が吹いている区域(強風域)の広さで区分されています。
一般的に台風は、反時計回りでまわっているため、台風から見て進行方向の東側は風が強く、西側は弱いと言われています。
京都府の西側を北上するとき、風害は京都市内から南山城にかけての地域
京都府の東側を通過するとき、水害は由良川・桂川流域に多く発生
暑かった夏も過ぎ、過ごしやすい季節になってきましたが、これから怖いのは、やはり台風です。
日頃からの備えや防災意識の向上が欠かせません。
大手川沿川の皆さんは、平成16年の台風23号による甚大な浸水被害を経験されていることから、その記憶が風化するようなことはないのでしょうが、常に防災意識を持ち続けることが大切です。
今一度、防災意識のセルフチェックなどを行いましょう。
雨量や河川の水位、河川防災カメラの画像など、インターネットで見ることができます。また、携帯電話で防災メールの受信などの対応も行いましょう。
皆さんの安心・安全のための情報発信に努めていますが、個人の防災対策も欠かすことができません。
いろいろな情報を迅速かつ正確に入手していただくことが極めて重要ですので入手に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。
丹後土木事務所 災害対策室 ダイヤルイン電話 0772-22-2143
お問い合わせ
丹後広域振興局建設部 丹後土木事務所
宮津市字吉原2586-2
電話番号:0772-22-3244
ファックス:0772-22-3250