丹後広域振興局
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「丹後天橋立大江山国定公園」は、平成19年6月29日に中央環境審議会の答申(上級の官庁などの問いに対して意見を申し述べること)を受けて、17年ぶりに新しく指定されました。
また、はじめての京都府の地域名称がついた国定公園であり、平成19年8月3日に誕生しました。
公園にはいろいろな種類があります。
公園の種類には、次のようなものがあります。
では、国立公園と国定公園がどのように違うんでしょうか?
日本を代表するすぐれた自然の風景地を保護するために開発等の人の行為を制限するとともに、風景の観賞などの自然と親しむ利用がしやすいように、必要な情報の提供や利用施設を整備しているところです。
自然公園法という法律に基づいて国(環境省)の指定を受け、管理されています。
平成24年1月現在、全国で29箇所が指定されていて、面積の合計は約208万ヘクタール、日本の国土面積の約5.5%を占めています。(環境省ホームページより)
国立公園に準じる景勝地として自然公園法に基づいて環境大臣が指定した公園です。
国立公園が国の直接管理なのに対し、国定公園は都道府県が管理します。
それでは、丹後天橋立大江山国定公園の概要を見ていきましょう!
面積の増大(増えて大きくなる)などは、下の図を見てください。
丹後天橋立大江山国定公園は、丹後半島の「海岸」、その背後にある「高原」、大江山連峰の「山容」と変化に富んだ表情豊かな公園です。
丹後半島海岸地区は、日本海に面し、岩礁海岸や砂浜海岸、砂州など、さまざまな海岸地形となっています。
この地区は、半島が持つ地形にあわせ、砂浜や奇岩、砂州、島、岬など、さまざまな海岸景観があり、歴史的資源などの文化景観を含め、海岸独特の自然風景です。
世屋高原地区は丹後半島の東側に位置し、権現山、太鼓山、依遅ヶ尾山、金剛童子山など、標高500メートルから600メートルの稜線が連なる高原地形です。
この地区は、府内有数の広大な落葉広葉樹林帯と谷を流れる渓流や希少な草花等による山間景観、山頂から真下に海を見下ろす半島ならではの眺望景観があり、棚田等、歴史的資源などの文化景観も含む多様な自然の風景地です。
大江山連峰地区は、丹後半島の南に位置し、西から赤石ヶ岳、千丈ヶ嶽、鳩ヶ峰、鍋塚、鬼の岩屋、杉山、赤岩山、由良ヶ岳と、標高600メートルから800メートルの稜線が東西に連なっている連山地形であり、この地域を代表する山です。
稜線からは360度の視界が広がるパノラマ景観や連山の山岳景観、鬼嶽稲荷神社から見る海原のような雲海と、多様な自然風景を望むことができます。
また、当指定地域は、日本三景の 天橋立 そして、丹後王国さらには、大江山の鬼伝説など歴史や文化にも彩られています。
指定をきっかけに、関係する市町及び既存の活動とも連携しながら、積極的に府民ぐるみで地域の自然を守り育てる取り組みを進めていきます。
また、この国定公園の魅力ある地域資源の利活用の活動を府民協働(府民といっしょになって活動していくこと)で進めていきます。
丹後天橋立大江山国定公園では、松並木保全(天橋立)、棚田保全(毛原)、自然体験(風のがっこう京都)、里山利用(上世屋)などの自然環境保全活動が行われています。
国定公園になったら、つぎのようなメリット(利点)があります。
ホームページやパンフレットでの紹介、テレビやイベントを活用した啓発・PRの実施など、国定公園を知っていただく取り組みを進めていきます。
指定記念イベント、フォーラムなどの取り組みを進めています。
今後、次のような取り組み(自然を守ること、利用していくための取り組み)を進めていきます。
このように丹後地域は、丹後天橋立大江山国定公園をはじめとする貴重な自然資源や景観が満ちあふれています。
いわば「丹後のお宝」がいっぱいあります。
丹後の子どもにとっては、昔から見なれた景色かも分かりませんが、実は大変大切な財産なのです。
「丹後の宝物」をいっしょに守っていきましょうね!
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