丹後広域振興局
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日本では年間約2万人以上、丹後地域では約20人の方が自殺で亡くなられています。少しずつ減少していますが、依然自殺率が高い状況が続いています。
自殺は、その人の心の弱さが引き起こすのではなく、健康問題、経済・生活問題、家庭問題など、さまざまな原因が複雑に絡み合い、誰にも相談できないまま、ひとりで悩んで追い込まれた末に起こります。
あなたと、あなたの周りの大切な人のいのちを守るために、
できることから一緒に取り組みませんか。
丹後保健所では、多くの方が自殺されていることを重く受け止め、丹後地域全体で自殺防止に取り組むため「みんなで支えあう丹後こころの支援ネットワーク」(通称:ともいきネットワーク)を平成25年1月に設立しました。丹後地域が笑顔にあふれ、ともに支えあうあたたかい地域になることを目指し、一体となって取組みを行っています。
ネットワークには、自治体(宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)に加え、NPO法人、福祉医療団体、経済団体など150余団体に参画いただいています。
平成27年2月から「自殺未遂者包括ケア事業」を立上げ、病院に搬送された自殺未遂者に対し、管内6病院と保健所、市町村が連携し支援する取組みをすすめています。【連携のフロー図(PDF:132KB)】
救急医療現場での自殺未遂者及びうつ状態の人への支援について理解を深めるため、看護師を対象とした研修会を行うなど、病院との連携強化や支援システムの機能強化に取り組んでいます。
(←左図は、自殺未遂者ケア研修会の様子)
看護師自身メンタルヘルスを大切にしていただくことが、自殺企図のある方等への冷静な対応とバーンアウトの予防にも繋がると考え、研修にはメンタルヘルス対策の内容も取り入れています。
「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づいて声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ見守る人のことです。「共に生きる地域づくり・人材づくり」を目指し、参画団体や府民を対象に、ゲートキーパーの養成を重点事業として取組みをすすめています。
講義の中では「心の健康」の話に触れるため、職場内のメンタルヘルス対策の研修として位置づけられる内容となっています。職場研修の一環としていかがでしょうか。
孤立した人や悩んでいる人を住み慣れた地域の中で支え、こころの癒やし(ほっこり)を提供する拠点として平成25年3月に開設しました。
「ほっこりスペース無相堂」では、京都府こころの健康推進員(ボランティア)などが対応し、気軽に弱音を口にしたり、悩みを聞いてもらい、ほっこりできる場となっています。利用者からは、孤独感が和らいだ、楽になれたとの感想が寄せられています。また、無相堂まで出かけることができない方のために、電話相談もあります。
相談窓口の啓発や、臨床心理士や弁護士などの専門家による総合相談会を実施しています。
「丹後地域を笑顔あふれる地域に」という願いを込めたものや、こころが温まり思わず微笑みがこぼれるようなキャッチフレーズを募集し、啓発などで活用させていただいています。(五・七・五の体裁)
自殺予防やメンタルヘルスに関する情報を掲載しています。(年に数回発行)
(URL:http://www.pref.kyoto.jp/yorisoi/stopcenter20160426.html)
取組みに関して、ご意見・ご提案などありましたら、ご連絡ください。
「みんなで支えあう丹後こころの支援ネットワーク」(事務局)丹後保健所福祉室:0772-62-4302
お問い合わせ
丹後広域振興局健康福祉部 丹後保健所
京丹後市峰山町丹波855
電話番号:0772-62-0361
ファックス:0772-62-4368