丹後広域振興局

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令和4年度写真で見る丹後農業

 

令和4年度丹後地域農業応援隊事業説明会を実施(3月3日)

丹後地域農業応援隊の活動の一環として、補助事業や制度に関する説明会を開催しました。

振興局担当者、農業会議と協力して補助事業や制度の説明を行い、農業者から質問を受けました。後日、希望者には個別相談を行います。

支援策に対する関心は高く、取り組みたい補助事業について質問が多くありました。参加者からは「事業内容がよく分かった」「目的をしっかり持って事業を活用することが必要であると理解できた」と前向きな発言が聴かれました。今後も、積極的に伴走支援に取り組んでいきます。

令和5年度の事業説明会の様子

丹後果樹研究同志会総会(3月2日)

昨年9月に実施された「令和4年丹後くだもの品評会」表彰式と丹後果樹研究 同志会総会が開催され、知事賞他5点の表彰と活動報告等が行われました。

表彰式では審査長の普及センター所長から審査講評が述べられ、知事賞等が授与されました。総会では新年度計画が承認され、総会後には鳥取大学農学部竹村准教授から、ナシの花粉採取の省力化技術や低温の影響を受けにくい花粉を持つ品種の研究などについて、講演会が行われました。

参加者は講演内容を熱心に聞き、「花粉を一斉に採取する場合の適期の見極めはどうしているか。」「花粉を変えることで果実品質に影響はあるか。」など積極的に質問をしていました。

審査結果を講評

鳥取大学竹村准教授の講演

伏見とうがらし、ピーマン生産農家向けに栽培講習会を開催(2月27日)

伏見とうがらし、ピーマン生産農家を対象に栽培管理・病害虫防除のポイント、

栽培環境改善の新技術について説明しました。伏見とうがらし、ピーマン生産農家を対象に2023年度栽培指針に基づき、栽培管理・病害虫防除のポイントについて説明したほか、栽培環境改善の新技術として現在、伊根町内のハウスで実証試験を行っている空動扇とPOクール(遮熱農POフィルム)について説明を行いました。

生産者からは「費用はかかるが、空動扇とPOクール(遮熱農POフィルム)を自分のハウスでも導入し、効果を検証したい。」との声がありました。現在、伊根町で空動扇設置区と慣行区で気温データ収集を行っており、引き続き効果を検証します。

栽培管理のポイント

空動扇とPOクールについて

丹後地域青年農業者ワークショップの開催(2月27日)

丹後地域青年農業者ワークショップを開催しました。

(株)丹後王国ブルワリーの上田氏から販路開拓の基礎知識と丹後王国ブルワリーの取り組みについて話題提供がありました。その後、参加者同士で販路開拓や商談について意見交換を行いました。

参加者からは「基礎的なことを丁寧に教えてもらえた」「販路や商談について様々な情報を得られた」と感想がありました。普及センターは今後も農業青年の経営発展や相互協力に向けた支援をしていきます。

講演

実需者と歩む持続的な加工キャベツ産地を目指して~GAP研修~(2月27日)

国営開発農地の主力品目である加工キャベツについて、消費者から信頼される産地づくりに向けて、部会としてGAP取得を目指していくことで意思統一されました。

JA京都丹後加工契約野菜部会(キャベツ)主催によるGAP研修会が開催されました。実需者から取引先(大手コンヒ゛ニチェーン)のGAPニーズの高まり、講師からGAP実践を通じた信頼性・生産性の向上、普及センターから団体認証取得に向けた今後のスケジュール等について説明しました。

部会長からは「一歩先を見据えて産地の強みにしたい」と決意が述べられました。今後、団体認証に向けた取組事項を部会と整理しながら、生産者のGAP実践活動を支援していきます。

普及センターからの今後の説明

橋本講師の講演

美味しい丹後産米の発展を目指して(2月22日)

令和4年度の丹後農業改良普及センター活動報告会「美味しい丹後産米の発展を目指して」をテーマに丹後農研の試験研究成績報告会と共同開催しました。

令和4年度普及計画における水稲に関するプロジェクトチーム活動の成果を、丹後農業研究所の試験研究報告と併せて「美味しい丹後産米の発展を目指して」をテーマに共同開催しました。当所からは「京式部の生産安定のために」と「生産者と共に目指す美味しいお米づくり」の2課題について報告しました。

報告者の寺田係長から、「丹後の美味しいお米産地の維持・強化を図るため、生産者と関係機関が一丸となって、諦めることなくチャレンジし続けることが大切」と締めくくり、引き続き今後の活動展開につなげていくこととしています。

国営開発農地での持続的な土づくり活動に向けて(2月21日)

施肥コスト低減と土づくりを一体的に進める「耕畜連携による家畜ふん(牛・鶏)堆肥を活用した低コスト省力施肥栽培」の取組みを説明し、3月からの堆肥散布を皮切りに栽培品目を増やして現地実証を進めていきます。

先に実施したブロッコリー栽培実証では、基肥分を堆肥におきかえ、追肥は通常どおり化学肥料を使用することで遜色のない生育を確認しました。これを踏まえ、キャベツ、カブ、ダイコン等の加工野菜生産者を対象に取組品目の拡大を目指して実証活動を活発化することを提案しました。

部会長からは「若い就農者が増えており100年、200年と続く産地づくりに繋がれば」との期待の声がありました。畜産業者からは堆肥の安定処理が期待されており、施肥コストが散布賃込で反当たり1~2万円の低減が見込めることから、今後栽培実証を積み上げながら耕畜連携による持続的な仕組みの定着を支援していきます。

部長挨拶

取組イメージ

 

丹後地域農業士会総会・研修会を開催(2月6日)

丹後地域農業士会総会・研究会が開催されました。

総会では退任者及び新規認定者の紹介や、今年度活動報告と次年度活動計画等の承認が行われました。研究会では農業における雇用や労務管理、人材育成について学びました。

参加者からは「雇用について懸念していることが聞けて良かった」などの声がありました。普及センターは今後も農業士の活動を支援していきます。

soukai.

令和4年度普及計画年度末評価終える(12月15日)

1年間の普及活動の成果と今後の展開の方向性等について、濃密な協議・議論を行いました。

本年度の普及計画は重点計画:4課題、個別計画:3課題、調査研究:11課題となり

各担当者が1年間の活動に伴う普及対象の変化と現段階での積み残し、今後の展開方向等について濃密な議論を交わし、評価・検討を行いました。

若手普及員からは「ベテラン普及員の報告は、とても理解しやすく、アピール性に富んでいた。」「普及活動の展開方法について非常に勉強になった。」と、次年度の計画策定に向けて意欲を示していた。

実践の様子

検討会の様子

「丹後地域ブロック農林女子企画」の開催(12月13日)

農業者がオープンする農家民泊を視察し、開設経緯や事業展望について話を聞きました。その後にお互いの近況報告を行い、最後にジェンダーの書籍を読んでジェンダー・ステレオタイプ(固定観念)が性別役割分担や男女の取扱いの差、抑圧に繋がることを学びました。

農家民泊を視察した参加者からは民泊のコンセプトなど多くの質問が出されました。またジェンダーについては「(男子は青、女子はピンクと言うが)うちの孫(男児)は赤が好き」「固定観念を取り払って生きる時代」などの意見が出されました。

丹後果樹研究同志会による「研究実践課題報告会」を開催(12月8日)

研究実践課題報告会が開催されました。

普及センターからは輸出対策害虫発生消長と果樹園の温湿度測定結果、同志会会員からは草刈りロボットの走行結果、ドローンによる溶液散布量と溶液受粉結果、丹後農研からはナシの生育概況や秋冬の施肥時期と花芽の発芽不良の関係について報告が行われました。

参加者は、各報告の内容を熱心に聞いていました。また、「なぜ冬の施肥で発芽不良が起こりやすいのか?」「有機肥料でも発芽不良は起こるのか?」など積極的に質問をしていました。

報告会の様子

報告会の様子

集落ぐるみの獣害対策モデル地区の取り組み支援(11月18日)

宮津市須津地区では、電気柵の点検やセンサーカメラの設置などの獣害対策に取り組んでいます。今年の農作物被害状況、シカ・イノシシの侵入状況や今後の取り組みについて協議しました。

農家組合からは「今年は豚熱の影響でイノシシは少なかったがシカの被害に遭ったため、引き続き電気柵を張って対策をしたい。」と声がありました。

須津地区では、気になる電気柵があると声かけをして、電気柵の改善を行うなど対策を徹底しています。普及センターでは、電気柵点検や効果が不確実な柵についての資料を配付するなどして活動を支援していきます。

会議の様子

伊根町A-HITクラブ定例会の支援(11月14日)

A-HITクラブは伊根町の農業の現状と課題を洗い出して、誰もが農業を続けられる環境を目指すために設立させた組織です。振興局、普及センター、農業会議がその活動支援に取り組んでいます。そこで、ひとつの糸口として集落連携100ha事業と農村RMO、一般社団法人の設立について説明を行いました。

生産者から「事業のしくみが複雑で理解できなかった。」との声がある一方で、「何もしなければ何も始まらない。」との意見もあり、農家や住民が一体となって一歩、前に進もうとしている様子がうかがえました。

普及センターは会議進行の助言や新規品目の検討等でA-HITクラブの活動を支援していきます。

やまのいも出荷目合わせ会(11月15日)

京のブランド産品やまのいもの集荷が始まりました。

集出荷計画に基づき、集荷場には次々とコンテナ搬入されました。その後、生産者らが作業分担して、ひとつひとつの計量、等級確認され、箱詰め・出荷までは集荷場に一時保管されます。選別されたやまのいもは、この後箱詰めされ、出荷計画に基づき京都市場を中心に出荷されます。

今年度のやまのいもは、降水量が少なかったためか形が悪いものが多かったですが、良いものが出た際に「すごい、どう栽培したらよいのか」と声があり、生産者同士で栽培方法等を教え合う様子が見られました。

普及センターでは、引き続きやまのいもの生産を支援します。

集荷場に搬入されたやまいもの計量、等級を確認

「みどりのチェックシート」の取組に係る研修を実施(10月25日)

環境保全型農業直接支払い交付金の要件変更に伴い、「みどりのチェックシート」の取組に係る研修を実施しました。

環境保全型農業直接支払交付金については、今年度から持続可能な農業生産に係る取組を定めた「みどりのチェックシート」の取組実践が交付要件となり、京丹後市内の生産者を対象に制度変更の概要や実践すべき取組内容について研修指導を図りました。

参加者からは「積極的に土壌分析を実施したい」「農薬散布前の周囲への事前連絡が必要となる“基準”があれば示して欲しい」等の意見があり、熱心に受研されていました。普及センターでは引き続き、環境負荷軽減が図れる栽培技術の支援を進めていきます。

研修会の様子

研修会の様子

国営開発農地での持続的な土づくり活動に向けて
牛ふん鶏ふん散布実証試験を実施(9月5日)

耕畜連携による土づくりと肥料散布を一体的に進めるため、牛ふんと鶏ふんの散布事業の確立に向けた栽培実証ほを設置しました。

昨今の肥料高騰下、肥料効果の低い牛ふん散布だけではまき控えが懸念されるため、肥料効果の高い鶏ふんも散布する土づくりと肥料散布が一体となった新たな散布事業の可能性を検討する栽培実証ほを設置しました。

丹後管内の養鶏農家が用意したフレコン入りの鶏ふんを酪農業者がほ場へ運搬、牛ふんに続き散布しました。牛ふんに比べ少量をより均一に散布する必要があるため投入量を調整しコツを掴んでいました。引き続き、栽培作物の生育状況、新たな散布事業の費用を精査し、今冬開催予定の土づくりセミナーで生産者へ紹介します。

フレコン下部を切って散布機へ投入

鶏ふん散布の様子

丹後果樹研究同志会「丹後くだもの品評会」(9月2日)

「丹後くだもの品評会」が開催されました。初秋の味覚を代表する青ナシを中心に赤ナシ、ブドウなど32点の出品があり、知事賞のほか5点の入賞を決定しました。

本年のナシは開花期間中の好天にも恵まれ、着果量は3年ぶりに平年並みの水準となりました。8月からは定期的に降雨があったことから、果実肥大は平年よりも順調に進み、外観・糖度とも優れた出品がされました。

出品者からは「今年のナシは色づきが良い」との声がありました。また、品評後の出品展示品の確認に来た生産者からは「全体的に大きく立派なナシが出ている」との感想があり、果実の色づきや形、大きさの揃いに刺激を受けている様子でした。普及センターは、輸出を含め高品質な果実生産を支援します。

審査員が出品されたナシを審査

外観に優れ糖度の高いナシが入賞

先進的な産地におけるブドウの品質について勉強会を実施(8月18日)

丹後果樹研究同志会でブドウの品種に係る研修会を開催しました。

普及センターからは他産地における栽培管理技術や既存品種の品質向上について説明し、他産地のブドウの品質について意見交換を行いました。また、8月に収穫可能な品種を紹介しました。

普及センターでは、特産果樹の品質向上に努めるとともに、今後も果樹研究同志会の活動を支援していきます。

農作業事故防止に向けてバーチャル事故体験を実施(8月25日)

丹後農業研究所施設公開の機会を利用し、農作業事故防止の啓発を図るため、バーチャル事故体験のブースを設置し啓発活動を行いました。

今年の春、丹後管内では農業機械による事故で複数の死傷者が発生し、普及センターでは、情報紙等を用いて事故防止の啓発活動を行っています。その一環で、丹後農業研究所施設公開の場でバーチャル事故体験のブースを設置し、農家等来場者にトラクタや刈払機による事故の恐ろしさを体験してもらい、農業機械事故防止について学んでいただきました。

参加者からは「とてもリアルな事故体験で衝撃を受けた。改めて事故の怖さと、安全な機械操作の大切さを改めて認識することができた」と非常に好評でした。普及センターでは、引き続き関係機関と連携しつつ農作業安全の啓発活動に取り組んでいきます。

各種機械の農作業安全について講義

農作業事故バーチャル体験の様子

丹後管内でヒオウギを主役にした花育を実施(7月23日)

宮津市民を対象に地域特産物であるヒオウギを使ったフラワーアレンジメント体験を開催しました。

祇園祭と結びついたヒオウギについて、その花文化を次世代に継承することが重要です。そこで、子どもを対象として、地元のヒオウギの産地の様子や厄除けの花としてのいわれを説明するとともに、ヒオウギを主役にしたフラワーアレンジメント体験を開催しました。

ほとんどの子どもが親と作品を共同で制作し、普段と違った真剣な眼差しで取り組んでいる様子がうかがえました。「できた」と子ども達のうれしそうな声も聞かれ、親子でヒオウギについての理解を深めることができました。

今後、宮津市内の小学校での花育実施も検討する必要があります。

講師からヒオウギの説明を受ける参加者

宮津市民に向け、花展で地域特産物のヒオウギを発信(7月20日~7月25日)

宮津市民を対象に地域特産物であるヒオウギを周知するための花展を開催しました。

宮津市は祇園祭の花文化であるヒオウギの産地ですが、多くの宮津市民はヒオウギの生産状況やいわれを知らないのが実状です。

そこで、宮津市民の皆さんに地元特産物をPRし、産地を応援してもらうことを目的とし、伝統的な活け花だけではなく、より親しみやすいフラワーアレンジによる花展を開催しました。

エントランス:ヒオウギの説明パネルを設置

展示協力の花き小売業者兼デザイナーとともに来場者へヒオウギの伝統をPRETTY

みず菜の周年栽培者増加に向け、生産者ごとにカウンセリング活動を実施(7月14日)

カウンセリングをもとに作成した「カルテ」を個別栽培指導に活用

所得の増加や安定が期待できるみず菜の相対出荷量を増やすため、周年栽培に取り組む生産者に対してカウンセリングを実施し、カウンセリング結果から生産者ごとの課題や対応策をまとめた「カルテ」を作成しました。

その「カルテ」を栽培指導等に活用し、生産者と普及センターが一体となって課題の解決に向けて取り組みを行いました。

カウンセリングを実施した生産者からは、「カルテによって課題や対策を明確に伝えてもらえることはありがたい」との声がありました。

普及センターは、引き続き周年栽培未達成の生産者に対するカウンセリングを実施し、作成した「カルテ」を有効活用して、みず菜の相対出荷量増加に取り組みます。

「カルテを使用した個別指導」

生産者ごとに作成したカルテ

短形ごぼう「ごぼ丹」出荷打ち合わせを開催(7月11日)

7月中旬からの出荷に向けて、全農京都からは市場情勢の説明があり、試し掘り品の確認をしながら、今年度の出荷時期や販路などについて意見交換がされました。4月上旬から6月中旬にかけて段播きされた「ごぼ丹」は、根径1.5~1.7cm、根長30~40cmを目安に年内収穫がされ、京都、大阪市場に向け出荷されます。

昨年度は出荷ピークとなる8月以降に長雨などの影響から出荷数量が減少しました。生産部会長からは市場関係者に対して、「トータル面積は減らしたが、条件のよい畑で作っているので、生産の落ち込みは心配ない」旨の発言がありました。

 

サイズ感や出来の確認

試し堀り

「ごぼ丹」ほ場

ブランド九条ネギハウス研修会を開催(7月6日)

ハウス周年栽培に取組む農業法人では、夏期高温時の葉枯れ対策として、種苗メーカーと連携し、品種試験を実施しています。収穫期を迎えるにあたり管内の生産者を対象に研修会を開催し、試験品種の特徴やかん水作業の考え方について理解を深めました。

担当者は「今後試験品種を導入したい」」と手応えを感じています。

普及センターは引き続き栽培試験を継続し、収量性等を評価していきます。

参加者同士の意見交換

種苗メーカーから特徴の説明

丹後地域青年農業者ワークショップの開催(7月6日)

丹後地域青年農業者のワークショップを開催しました。

講師として、青年農業者グループ「百姓一揆」からグループの取組と個々の経営について話題提供、お互いの経営課題や解決策についての意見交換を行いました。

参加者からは「困っている事を意見交換して話し合えたことがとても面白かった」と感想がありました。

普及センターは今後も農業青年の経営発展や相互協力に向けた支援をしていきます。

青年農業士による開会の挨拶

青年農業者グループ「百姓一揆」の報告

 

市場からコギク市況の報告と現地視察(6月28日)

7月中旬からの出荷に向け、市場からはコギクの情勢や市況の説明あり、栽培状況を見ていただきました。

主要産地の沖縄や奈良県平群の出荷状況、円安の中でも中国等から仏花用パック商品を輸入せざるを得ない花業界の労働事情などの報告がありました。また、国営奈具岡団地に移動し、草丈の伸びや病害虫管理の状況、着蕾の状況を生産者と確認しました。

普及センターでは開発農地の経営の柱となる夏作品目として推進しています。

ほ場視察

青果ばれいしょの出荷打合わせ会を開催(6月28日)

7月中~下旬出荷に向け、ばれいしょの出荷打合せを行いました。

市場からばれいしょの市場情勢の説明があり、普及センターからは収穫前の茎葉処理や収穫時の留意事項を説明しました。取組は3年目に入っており、定着化や産地拡大が模索されています。

今後の拡大については、「作ることは難しくないが、収穫後の選別・調製ができるかどうかが要点か」との生産者意見が聞かれました。出荷箱の新規制作なども課題になっており、経営的な評価もしながら検討していく必要があります。

 

丹後賀茂なす部会出荷目合わせ会を開催(5月30日)

4月25日から丹後産「賀茂なす」の出荷が始まりました。高品質で安定した「賀茂なす」の出荷を目指し、出荷目合わせ会を開催しました。

普及センターは今後発生が懸念される病害虫とその対策について説明しました。

参加者からは「例年、秀品率が2割前後に留まっており、今年はもっと秀品率を上げたい」といった意欲的な声が聞かれました。

普及センターでは高品質な生産に向けた栽培技術や種子確保の支援を行う予定です。

 

見栄えの良い箱詰め方法について検討する参加者

茶の農薬残留分析に関する勉強会を開催(5月27日)

農薬の残留に関する勉強会を開催し、普及センターからは輸出向け茶の農薬残留基準の考え方について説明しました。

生葉を工場に持ち込む際の注意点や製造ライン上で生じるコンタミネーションのリスク等について認識を新たにしました。

生産者からは「栽培時の農薬使用についてもっとよく考えたい。」や「製造時の輸出向け葉と国内向け葉の混入に注意したい。」といった声が聞かれました。丹後では、今後も信頼される産地づくりを目指して輸出向けに対応した茶栽培に取り組んでいきます。

農薬勉強会

青果用ブロッコリーほ互見会を開催~出蕾期を迎え今月下旬から出荷開始~(5月12日)

営開発農地で5~6月どりブロッコリーの青果用栽培に取組んでいます。3月下旬に定植したほ場を生産者と巡回し、花蕾が500円玉サイズに肥大しており今月下旬からの出荷開始を申し合わせました。また、干ばつ傾向のため、降雨を期待しすぎず積極的なかん水作業を呼びかけました。

取組みを始めた昨年度に市場から「花蕾の形状が良い」と高い評価を受けたこともあり、今年度は生産者を3倍に増やし意欲的に取組んでいます。

生産者からは「早朝から収穫して鮮度の良いものを届けたい」との意気込みが聞かれました。

肥大中の花蕾

種苗メーカー担当者と巡回

京丹後農業クラブによる島津保育所の農作業体験支援(5月10日)

島津保育所が、食育の取組みの一環として実施している夏野菜の栽培体験を京丹後農業クラブ会員が支援しました。

島津保育所では、京丹後市の青年農業者で作る「京丹後農業クラブ」の支援を受けて園児による野菜の栽培体験を行っています。今年は、敷地内の菜園とプランター代わりの肥料袋を使って年中・年長クラスの園児達がミニトマト、ピーマン、カボチャやスイカ等の夏野菜の植付けを体験しました。

年長クラスになると昨年の体験を覚えている子もいて、今年も楽しみにしていたそうで、保育所長は「体感すること」の大事さを述べられていました。園児達は、「水やりはどうしたらいいですか」「何色の花が咲きますか」など元気いっぱいに質問し、今回の体験を楽しんでいる様子でした。

ブドウの栽培管理について現地研究会を実施(5月10日)

丹後果樹研究会同志会の現地研究会が開催されました。

丹後農研からブドウの新梢管理とジベレリン処理について説明ありました。普及センターからは果房整形と摘粒作業の説明を行い、房の管理や果粒を取り除く順番について指導しました。

参加者からは、「房の長さを決定するまでの日数がわかって良かった。」との声がありました。

普及センターでは、特産果樹の品質向上に努めるとともに、今後も果樹研究会同志会の活動を支援していきます。

果房整形と摘粒の説明を熱心に聞く参加者

カンショの植付け現地講習会を開催(5月6日)

新規栽培者を対象にカンショ苗の植付け講習会を開催しました。

カンショ苗の配布が開始されるのに合わせ、新規栽培者を対象に、植付け方法や雑草防除、かん水の仕方等について普及センターから説明した後、ベテラン栽培者による実演が行われ、作業手順の確認を行いました。

これまで他の生産者の手法を見る機会がなかったため、新規生産者からは「植付け作業は短期集中勝負になるので、効率良い方法を学べ、非常に参考になった」という声が聞かれました。

乗用作業車を使った作業を興味深く見つる参加者

ブドウ園で自動草刈りロボットの走行試験を開始(4月26日)

自動草刈りロボットの走行試験を2か月間実施します。

ブドウ園に設置した試験区の周囲にエリアワイヤーを埋設し、ロボットの走行を開始しました。ロボットはワイヤーの内側をランダムに走行して草を刈ります。また、専用アプリケーションでスマートフォンと連動し、スマートフォンから操作可能です。

生産者の方は「草刈り作業は時間がかかって大変なので自動草刈りロボットがあれば助かる。」と話していました。

草刈りロボット「ロボモア」

ブドウほ場を走行するロボモア

加工用ハクサイほ場互見会を開催(4月20日)

加工用(漬物・カット野菜)ハクサイの栽培ほ場3箇所を生産者と巡回し、べたがけしている不織布の除去と軟腐病予防のための防除開始を確認しました。

国営開発農地で5月~6月どりハクサイの加工用契約栽培に取り組んでいます。3月下旬の定植後から保温のため不織布を被覆していましたが、各ほ場を生産者と巡回し旺盛な生育を確認したため、近日中に不織布を除去し、軟腐病予防のため防除を開始することを申し合わせました。

生産者の方から「昨年も今頃までは順調であった。今年は早めに不織布を除去して防除を徹底したい」と昨年のリベンジに向けて一致団結する機会となりました。

生産者とほ場を巡回

丹後農研の試験状況を見学

 

ドローンによるナシの溶液授粉の実現性調査試験を実施(4月11日)

ナシの授粉作業の省力化や軽労化を図るために、農業用ドローンを活用した授粉の実現性を調査しました。

花粉溶液に見立てた色水をナシの樹上からドローンで散布し、花にどの程度付着するか試験することでドローン授粉の実現性を探りました。

生産者の方からは「省略化に繋がるだけでなく、気象条件が悪く短期間に大面積を授粉しなければならない年もあるので、ドローン授粉の技術が実現したらいいな」と話していました。

満開のナシの樹上を飛ぶドローン

色水を散布

ナシの開花前講習会を実施(4月4日)

ナシの授粉作業開始に向けて、講習会を開催しました。

丹後農業研究所から開花期に適期作業できるようにと注意喚起され、

普及センターからは病害虫発生予察情報の提供や環境測定データの閲覧方法、霜対策の説明を行いました。

普及センターは、今後も会員相互の切磋琢磨を促し、果実生産技術向上に向け、研究会等の支援を行います。

説明を注意深く聞き入る参加者

 

お問い合わせ

丹後広域振興局農林商工部 丹後農業改良普及センター

京丹後市峰山町丹波855

ファックス:0772-62-5894

tanshin-no-tango-nokai@pref.kyoto.lg.jp