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京都府では豊富な水産物の中から京都を代表し、かつ四季を感じさせるもの20種類を平成9年に府民から公募のもとに選定し、「丹後・旬のさかな」としました。地域でとれたものをその地域で消費する「地産地消」の取組の一環として消費者へのPRに努めておりますので、四季感を京都の水産物をとおして感じてもらえれば幸いです。
丹後に春が来たことを告げる魚。透き通るほどの身の美しさと淡泊な味が魅力。
春の磯釣りの人気魚。味は淡泊で煮付けものとして喜ばれる。
色、姿、味ともに魚の王様。5cmほどの小鯛が3年で30cm以上になる。
単年生で水深1~2mあたりに繁茂。健康食で若さのシンボル。
成長しても5cm程のハゼ科の魚。赤い斑点が美しく、躍り食いが有名。
全身銀白色でまさしく「太刀」のよう。家庭では塩焼きに、とれたてなら薄造りがおすすめ。
浜では「かくとび」と子ぶりの「まるとび」に分けている。「とびうおのダンゴ汁」は旅の宿で人気。
成年1年で30~40cmに成長して一生を終える。釣りの人気魚で、釣ったばかりの刺身を楽しむ。
丹後の内海で育ち、大きさ、味ともに日本一。和食だけでなく洋食の食材としても好適。
昼間は動かず、日没後に海藻を食べ回る。特産「丹後のさざえ」は身の柔らかさが自慢。
水深200mあたりに大きな群れをつくる。身離れの良い脂ののった大物が魅力。
大きいもので20数cm。高級魚ではないが、家庭料理の人気者。
いかの仲間で最も美味しい。晩秋の潮風で干した一夜干しは絶品。
角張った頭が印象的。崩れやすい白身を塩で締める。京料理の定番。
体が透き通り橙色の卵巣が美しい。「笹がれいの一夜干し」は乾物の中でも一級品。
春の産卵をひかえたひらめが最も美味しい。「えんがわ」は格別の味わい。
大きな口と姿、顔立ちが特徴。冬の丹後といえば「あんこう鍋」が欠かせない。
姿、味の良さから冬の味覚の王様。大きさ、漁場、漁期を決め保護されている。
成長につれ呼び名が変わる出世魚。刺身、照り焼きに加えブリしゃぶも人気。
丹後のかき養殖は品質の良さが定評。エキス「海のミルク」が増す頃が食べ時。
近年、我が国の食生活において脂質の過剰摂取やカルシウムの摂取不足等が懸念されている中で、水産物の優れた栄養特性が注目されています。
すなわち、魚介類、特にいわし、まぐろ、さば、ぶりなどの脂質には生活習慣病の予防や脳の発育等に効果のある高度不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)が多く含まれていることや、魚介類や海藻類が、カルシウムをはじめとする各種の微量栄養素の重要な摂取源になっていることがあらためて見直されています。
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