京都府食の安心・安全行動計画(平成28年度~30年度)
-条例施行10年を迎え、誰もが食の安心を実感できる京都へ-
策定までの経過
現在の第3次行動計画(平成25年度~27年度)においては、放射性物質に対する食品安全管理体制の強化、食の安心に向けた情報提供の強化と府民参画及び食品中の残留農薬、食品添加物等に係る監視、指導、検査など様々な取組を行っています。
次期第4次行動計画(平成28年度~30年度)では、引き続き府民の健康の保護が最も重要であるとの基本認識の下、「農林水産京力プラン」セカンドステージなどの諸計画とともに、現在の、そして今後の「食」を取り巻く情勢の変化にも対応し、食の安心・安全の確保に関する施策や取組を積極的に推進してまいります。
食を取り巻く現状
- 食品表示法の施行等
- 食の安全に関する情報の氾濫
- 和食のユネスコ無形文化遺産登録
- 食品の産地偽装や飲食店等におけるメニュー偽装等の発生
- 国におけるHACCP等の導入推進
第3次行動計画までの成果と課題等
<成果>
- 食品中の放射性物質に対する不安は、流通食品や府内産農林水産物の検査、リスクコミュニケーションにより、落ち着いてきている。
- 食品関連事業者等の取組により、府内産農林水産物や加工食品に対する消費者の安心感は向上
<課題等>
- 和食の無形文化遺産登録による食への関心の高まり、外国人観光客の増加、「食」のグローバル化の進展、農林水産物や食品の輸出気運の高まり等への対応
- 食品の産地偽装や飲食店等におけるメニュー偽装や食品表示法施行を受けた対応
- 健康志向の高まりへ対応し、機能性表示食品、健康食品等に関する指導、監視強化と正しい知識の普及
- 情報氾濫、信頼できる情報の取捨選択の困難さが増大する中で、府民が主体的に食生活を営めるよう、新たなICT技術を活用した分かりやすい情報の提供
計画の基本的な考え方
- 食の信頼感向上に向けた情報提供の強化と府民参画の拡大
- 京都ならではのきめ細やかなサポートの充実
- 監視・指導・検査の強化
- 安心・安全の基盤づくり
食の安心・安全に向けた取組の展開
- 食の信頼感向上に向けた情報提供の強化と府民参画の拡大【伝え共に考える】
(1)京都府や府内事業者の食の安全への取組・施策を効果的にしっかり伝える
(2)国内外に向けた情報発信
(3)食品のリスクについて共に考える
(4)食の安心・安全について共に考える
(5)食と健康について共に考える
- 京都ならではのきめ細やかなサポートの充実【もてなす】
(1)誰もにやさしい食のおもてなし
- 監視・指導・検査の強化【目を光らせる】
(1)食品の生産・製造工程に目を光らせる
(2)食品表示に目を光らせる
(3)放射性物質に目を光らせる
(4)食の安心・安全に関わる危機管理対応
- 安心・安全の基盤づくり【支える】
(1)信頼の京都の農林水産物・食品をつくる
(2)品質管理や情報開示に取り組む食品事業者を育てる
(3)輸出の推進に向けた食品安全管理等における国際標準化への
行動計画の管理・公表
条例に基づいて、毎年度、食の安心・安全行動計画に基づく施策の実施状況を取りまとめて、京都府食の安心・安全審議会の評価を得た上で、ホームページ等で公表します。
京都府食の安心・安全審議会の評価は、翌年度の取組に反映させます。
参考
京都府食の安心・安全推進条例(平成17年京都府条例第53号)
第5条知事は、食の安心・安全の確保に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための行動計画を定めるものとする。
2食の安心・安全行動計画は、食の安心・安全の確保に関する施策の目標及び内容について定めるものとする。
3~6略
添付ファイル
パブリックコメント実施結果(PDF:279KB)
京都府食の安心・安全行動計画(平成28年度~30年度)
【資料添付版】