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平成31年1月28日(月曜日)10時00分~12時00分
市民交流プラザふくちやま 市民交流スペース(福知山市駅前町400番地)
【委員】6名(4名欠席)
池上 甲一(近畿大学農学部名誉教授)
山上 路生(京都大学工学研究科准教授)
田中 俊文(公募委員)
長谷川 達(元京都府立丹後郷土資料館学芸員)
松島 格也(京都大学工学研究科准教授)
森田 愛子(公募委員)
(欠席委員)
東山 憲行(宮津市立吉津小学校教頭)
藤本 英子(京都市立芸術大学美術学部教授)
槇村 久子(関西大学社会安全学部客員教授)
矢島 正枝(和歌山大学観光学研究所研究員、講師)
1.一級河川弘法川・法川の現地調査
2.委員会の運営について
3.二級河川高野川の緊急事業について(資料1(PDF:4,069KB))
4.一級河川弘法川・法川床上浸水対策特別緊急事業の進捗点検について(資料2(PDF:4,293KB))
1.池上委員が委員長として選任された。
2.二級河川高野川の緊急事業について了解された。
3.一級河川弘法川・法川床上浸水対策特別緊急事業の進捗点検の結果、事業継続は妥当と判断された。
1.二級河川高野川の緊急事業について
【委員】
補助事業の前倒しによって、事業計画自体に変更があるのか。また、補助対象の5年以降の便益が小さくなるように見えるが、対策が止まってしまうようなことにならないのか。
【事務局】
集中的に整備することで平成29年台風21号の規模に早期に耐えられるものになると考えており、計画内容を変えるものではない。B/Cについては、対象としている区間全体に対して事業が成り立つことを前提に進めている。今回の集中投資により、残事業費については、社会的割引率の影響が小さくなることから、B/Cは1を下回らない見込みである。
【委員】
床上浸水はゼロになるが、床下浸水は1,100戸残る。床下浸水もゼロにしようとした場合、何が課題なのか。
【事務局】
今回、京都府の対策のみに対する効果を示している。この他に舞鶴市でも対策を行うため全体として、床下浸水は少なくなると考えている。
【委員長】
二級河川高野川の緊急事業について、委員から質問のあった点も踏まえ、事業を進めることについて了解された。
2.一級河川弘法川・法川床上浸水対策特別緊急事業の進捗点検について
【委員】
流下能力の算定にあたって、植生の影響は考えられているのか。
【事務局】
護岸ブロックを設置するので護岸ブロックの粗度係数を使っている。ホタルがいることもあり一定の草木の生育は許容することとしている。年一回程度の点検は必ず実施しており、除草等の管理も行っている。弘法川については、地元のボランティア団体にも清掃等をして頂いている。適正な維持管理に努めて行きたい。
【委員】
小さな川は大きな川よりも管理が難しい。工事直後は気にならないが、夏になった時に草木の繁茂が予想される。また、出水の時に種子が流れてくることもあるため、管理の面では是非頑張ってもらいたい。
【委員】
平成16年の豪雨に対して、余裕高不足とならないか。
【事務局】
整備計画では余裕高を確保する形で改修を進めるため、目標流量に対して余裕高不足にはならない。
【委員】
上流からの倒木の流入があるという話もあったが、川幅の狭い河川で多少掘削しても効果はないのではないか。
【事務局】
広域振興局単位で流域を総合的に対応する検討会を立ち上げ、それぞれの役割分担の中で対応していく。発生源である山地では治山の部署で進めており、ため池の改修など総合的に協力して進めているところである。
【委員】
進捗点検という点で、ソフト対策では何をやっているのか。対策の結果が避難訓練等に反映されているのかなどの仕組みについての点検がこれからは必要ではないか。
【事務局】
ホームページでの情報提供は行っている。危機管理型水位計により洪水時の水位をリアルタイムで情報提供できるよう水位計の増設に取り組んでいる。また、浸水想定区域図を河川管理者が作成し、それを基に各市町村がハザードマップを作成している。各市町村ではタイムラインの作成等に取り組んでいただいている。
【委員】
人命にかかわる大規模な洪水では、避難するなど対策を取りやすいが、じわじわ浸水するような洪水では、土のうを積むぐらいしか考えにくく、どう対策を考えていくか課題である。
【委員】
現地で大掛かりな掘削を見せてもらったが、何か出土したりという話はあったか。
【事務局】
掘削している箇所は、過去に砂利採取をしていた場所で、公共残土などを埋めた場所である。
【委員】
粘土層のようなものも見えていたように思うので、今後も注意して進めてほしい。
【委員長】
一級河川弘法川・法川床上浸水対策特別緊急事業について、委員からの意見を踏まえて事業を進めていただきたい。
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