第16回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会
第16回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会の開催結果
開催日時
平成24年1月13日(金曜日)午後1時30分から午後4時30分まで
場所
京都府総合教育センター北部研修所 第2研究室 (綾部市川糸町堀ノ内39)
出席者
【委員】 6名(3名欠席)
川合 茂 (国立舞鶴工業高等専門学校名誉教授)
田中 俊文 (公募委員)
東山 憲行 (京都府総合教育センター北部研修所研究主事兼指導主事)
藤本 英子 (京都市立芸術大学准教授)
森田 愛子 (公募委員)
矢島 正枝 (成美大学経営情報学部教授)
(欠席委員)
池上 甲一 (近畿大学農学部教授)
黒川 直則 (京都府立総合資料館嘱託研究員)
槇村 久子 (京都女子大学大学院教授)
【一般傍聴】 2名
【府関係者】 8名
【報道関係】 なし
議事
結果
- 伊佐津川水系の現状と課題より、河川の整備の目標及び整備を進めていく区間について確認した。また、それらを踏まえた河川整備計画の原案について委員会の意見を聴取した。
主な発言内容
- 河川情報の提供・洪水ハザードマップ等について
【委員】
どの場所にどの程度の雨が降れば危険なのかわかりづらい。浸水深のみが表記されたハザードマップは見直しが必要という意見も少なくない。
【委員】
水害で人の命が失われてはいけない。想定外の自然災害でも、最低限、人命が失われないような対策が必要である。
【委員】
他の地域から来た人にも理解できる看板・サイン等の設備を河川敷に設置した方が良い。
【委員】
ここ数年、潮位が上昇しているようなことも聞くが、舞鶴湾でもそのような傾向はあるか。
【事務局】
近年10ヶ年程度の朔望平均満潮位については大きく変わっていない。
- 伊佐津川水系河川整備計画(原案)について
【委員】
伊佐津川の感潮区域はどのあたりまでか。
【事務局】
天清川合流地点付近までが感潮区域である。
【委員】
計画区間に設置する防災カメラの目標台数を記載したほうがよいのでは。
【委員】
水位等の情報提供については、わかりやすい表現をしたほうがよい。
【事務局】
カメラは一定設置済みである。今後は必要に応じて設置を検討する。現在、地上デジタル放送を活用し、河川の映像や水位等を提供している。さらに、一般の方が映像や水位情報から危険の度合いを認識できるような情報提供のあり方について、検討する必要があると考える。
【委員】
貯留施設はどのような目的で設置されるのか。
【事務局】
雨天時に一時的に湛水させて河川への雨水の流出を抑制する目的で設置する。
グラウンドや公園を活用する場合は、水深は20~30cm程度としている施設が多い。
【委員】
堤防の強度が弱まるため、堤防への桜の植樹は良くないと聞いた。実際はどうか。
【事務局】
管理者として堤防への植樹許可は難しい。既に植わる桜は、できるだけ残したいと考える。
【委員】
日本海でも津波が発生する可能性はあるのか。
【事務局】
現防災計画では、若狭湾で想定される津波は1m程度である。東日本大震災をうけて、想定について検討中である。
【委員】
「良好な生物環境が維持されている」とあるが、客観的、定量的な記載があると説得力がある。
【委員】
「川床の川幅を広くし」とあるが、弊害について誤解を生む可能性もある。表現を検討願う。
- 整備計画(原案)の修正について
資料2の「原案」については審議用である。委員会後、各委員の意見をお聞きして修正を加える。修正したものを「原案」とし、後日、パブリックコメントにより府民意見の聴取を図る。