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「京都府文化力による未来づくり審議会」(第6回)の開催結果

1 開催日時

令和3年10月28日(木曜日)午前10時~12時

2 場所

ホテル ルビノ京都堀川 「ひえいの間」(京都市上京区東堀川通下長者町下ル3-7)

3 出席者

  • 審議会委員15名(欠席5名)

4 審議結果

【議題】
○コロナ禍における文化行政の進め方について
 ○文化庁移転、2025年大阪・関西万博を契機とした文化行政の進め方について

 

  • コロナ禍で祭りの中止が続き、担い手も高齢であり、字単位の規模では技術継承が課題。地域のコミュニティーの場である公民館をコロナ禍でも練習などで使えるよう、環境整備が必要。
  • 京都府で配置している、地域の祭り等を実施する保存会等の支援を行う「文化観光サポーター」を増員すべき。府と市町村が連携し、より厚い体制で支援の取組を発展させてもらいたい。
  • 「京都府WITHコロナ・POSTコロナ戦略」に「京都文化の維持・継承」とあるが、文化の持続には、未来に向けた「展開」と「発展」が必要。
  • 祭りなどの伝統文化は変わっていくもので、アーカイブに残した上で、守るべきもの、変えていくものを考え、継承していけば良い。
  • アーカイブに残す際は、その過程で行った創意工夫も記録しておくと良い。
  • コロナ禍でオンラインが普及したが、オンライン環境の整備とともに、デジタル技術に関するサポートも必要。
  • オンラインは、参加しやすいというメリットもあれば、細かい部分が伝わりにくいというデメリットもある。
  • コロナ禍でオンラインが増えているからこそ、リアルでの体験を渇望される方もおり、リアルの文化施策も進めるべき。
  • リアルにつながるようなオンラインの体験を拡充してほしい。大阪・関西万博に向けてオンラインで日本、京都の魅力を発信し、実際に来たいと思ってもらえるようになれば良い。
  • リアルとオンラインを組み合わせてどのように発展させるかを考えなければならない。
  • 文化庁が京都に移って円滑に業務ができるようにサポートが必要。
  • 京都府は関西広域連合において文化のリーダーであり、大阪・関西万博では、関西のキーパーソンとして京都の文化を積極的に発信してほしい。
  • 文化というものはイベントへの参加や発信だけでなく、どう受け止めるかの感受性も大事。感受性の涵養のため日々の暮らし方、街並み、自然との共生といった周辺の環境を残していくことが大切である。
  • インターネット上では、コロナの影響により「文化どころではない」などというコメントをよく見るが、文化が、生活につながり思想を育むものだという考えがもっと広がってほしい。
  • 食のグローバル化により、水産資源の確保が困難になるなど、食の持続可能性が脅かされている。また、高級食材を使うのが食文化なのではなく、節度の欠けた事例もあるので、原点回帰して食文化を正しく発信しなければならない。

5 資料

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