「京都府文化力による未来づくり審議会」(第4回)の開催結果
1 開催日時
令和元年11月7日(木曜日)午後1時30分~3時30分
2 場所
ホテル ルビノ京都堀川 3階「朱雀の間」(京都市上京区東堀川通下長者町下ル3-7)
3 出席者
4 審議結果
〇主な意見
- 地域の大学を卒業した学生が、卒業後も地域に残ってもらうためには、制作活動を続けたいと思われるようなまちづくりや京都で就職先がたくさんあるような経済活動が活発なまちであることも大事。
- 府内芸術系大学卒業生の府内定着率については、文化に携わる人材育成の視点から、京都府を文化を育む大きな土壌としてとらえ、数値だけにとらわれるのではなく、文化が様々な人の交流から育まれているという視点も必要。
- 「府の関連事業における、障害者の文化芸術活動への参加割合」について、府の関連事業というより、「府内」で開催された障害者が関わる文化活動への参加とする方が良い。
- 指標の視点として、今ある景観をどのように維持していくのか、これから次世代にどのように継承していくかということも必要。
- 府民意識調査結果において、京都市と京都市以外の満足度の差を比較することで、その差を縮めることを指標にすることができるのではないか。
- 国の文化GDPもまだ定まっていない中で、このような指標づくりに他の自治体に先駆けて京都府が、チャレンジすることは非常に評価すべきこと。
- 「食」も文化であることを考えれば、「料理屋で食事をする」という項目も食が文化として馴染んでいるかを図る一つの指標になるのでは。
- 「府が実施するアートフェア等における販売額」について、アートに値付けすることは難しく、値付けそのものが、その人の功績等に関わってしまうが、値付けだけではない一人ひとりが持っているアートの意義やコンセプトなど指針のようなものが、大切だということも頭に入れておいてほしい。
- 外国、特にヨーロッパから見た日本文化への関心の8割以上が伝統的な文化ではなくマンガ、アニメになっている感覚がある。伝統的な文化をもっと発信するための努力が必要。
- 文化の発信については、府の友好提携州省などとの交流を通じて行うこともできそう。
- 祭りなどで、地域の人々の参加意欲を高め、多くの人を巻き込んでいくことが文化財を守っていくことに繋がる。
- 指標として測れない部分、測りにくい部分はたくさんある。測れない部分があることをわかった上で、指標を設定してほしい。
- 指標を設定することは、府のメッセージになるので、計画期間である5年間だけではなく、20年、30年のロングスパンのものがあっても良い。
5 資料