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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(2023年12月28日、ものづくり振興課 足利)
直植毛フロッキーを駆使した衣料品等の製造販売を手掛けておられる株式会社ティーヘッド(京都市)(外部リンク)さん。10年以上のお付き合いですが改めてご紹介します。
そもそも、直植毛フロッキーって何?
ぬいぐるみや少し古い電車やバスのシートの表面で、毛が垂直になってて、触ってみるとゴワゴワしたなんとも気持ちいい、アレです。ティーヘッドさんの場合は、そのアレより、毛の長いものでも実現できたり、毛の奥のデザインを透かして見せたり、いろいろできるのが特徴です。
それってどうやって作ってるの?
独自の治具、ノウハウを駆使して、静電気の力で、ベースとなる生地に毛を植え付けているのです。同社は、デザインから製版、シルクスクリーン捺染、フロッキー加工までの全ての工程を社内で一貫して行い、大手服飾関係メーカーやデザイナー等からのデザインを含めた受注生産と自社ブランド「beanxious」商品を展開されています。
どうしてこの道に?
社長でフロッキー・アーティストでもある吉田さんには、シルクスクリーンやフロッキーの師匠がいました。その師匠が高齢で、やめていかれると知った時、誰かが継がねばこの技術が途絶えると、一念発起されたそうです。それ以来、様々なチャレンジをなさってきました。リーマンショックで材料となる毛が入手できない時期には、自ら毛を研究開発もしました。同時に世界的なブランドとのコラボにも取り組んできました。そうして、他に真似ができない独自の技術・ノウハウを完成させ、ファッションに新たな立体感を生み出し続けているのです。
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