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京の食支援プラットフォーム企業を紹介するページです。
(2023年4月27日、ものづくり振興課 足利・御厨)
(2023年3月7日、ものづくり振興課)
フードコンサルタント・小畑さんが、株式会社FDクリエイトを設立されました。
食ビジネスイベントデザイン事業、食品販売事業を手掛けていかれます。
(2022年10月1日、ものづくり振興課 足利)
以前から一緒に仕事をしてきた仲間・小畑さん。今回、小畑さん講師のセミナーに出席したので、改めてご紹介したいと思います。
これまでサポートしてきた府内食品関連企業は300社以上。
超有名通販会社勤務時代に、顧客開発やマーケティング業務に加えて、食品通販事業をゼロから立ち上げ、推進してきた経歴の持ち主だ。
この日のセミナー(10月1日開催、よろづ支援拠点主催「食品の商品開発は価値開発」(PDF:757KB))でも、丁寧な分析を披露された。
コロナ禍では冷凍食品、レトルトパウチなど、年中提供できて、賞味期限の長いものが売上を伸ばしたわけだが、その以前からの大きな流れとして、「個食」の対象者が独身の若年層から一人暮らしの高齢層へと様変わりしていること、重くてゴミ処理が面倒な缶詰からレトルトパウチへのシフトが進んでいたこと、プロテイン関係がスポーツやジムに熱心な方のみならず広く一般への普及が進んできたこと、主食の代わりに、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を含みつつ低カロリーのオートミールへのシフトが進んでいたことなど、明快な分析と事例説明により、「簡便」「健康」「ダイエット」など商品開発のヒントを解説。
日本の食品で最も輸出が多いのはお菓子であり、今後も更に伸びていく分野だ。一般に「輸出食品で長い賞味期限を求められるのは、輸送の時間が必要だから」と言われることがあるが、それだけが理由ではない。もともと海外では、小売店もゆっくり在庫を提供していく風潮があり、最低半年から1年以上の賞味期限が求められるという。つまり、多くの食品において、国内向けの賞味期限を2倍以上に伸ばさないといけないことになる。この日のメインテーマではないため触りのみの紹介であったが、「輸出コーディネーター」の一端を垣間見た。
国内の百貨店・スーパー・コンビニ、通販・EC、卸、外食産業、ホテルなど、多岐にわたる分野の名だたるところとネットワークをお持ちで、小畑さんから繋いでもらうことができる。とっておきの、バイヤーを唸らす方法が「商品比較表」だ。競合製品とのとても詳しい比較分析を行うことで、自社商品のPRポイント、改善ポイントも見えてくるし、売れ筋の他社商品の秘訣も見えてくる。何よりこれだけの分析をして商談に臨むことで、バイヤーからの信頼度は一気に上がるという。
商談会では、試食の際に必ずアンケートをとって、耳の痛い意見こそ注視し、改善を重ねられるかが勝負だ。実際、小畑さんの支援案件でも、バイヤーの声を聴いて改善したことで大ヒットした商品が多いという。
コロナ禍では、展示会方式ではなく、試食品だけをバイヤーに送る「試食付き代行商談会」を運営して大成功された。ただし、送られたバイヤーが、正しい食べ方をしてくれているとは限らないので、食べ方のレクチャーもきちんと行うことが必要であるそう。
コロナ禍以降は、キッチンカーや自動販売機、6次化の相談が増えている。大きな戦略から細かい注意点まで、商品・サービス開発から販売展開までトータルサポートができる貴重な存在です!
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