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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
一般社団法人style KYOTO主催、株式会社日本サルベージサービス協賛 申込:https://peatix.com/event/3498139/view |
(2023年2月27日、ものづくり振興課 足利)
株式会社日本サルベージサービス(京都市)の 大崎代表取締役にお話をおうかがいしました。
--まず、御社の概要を教えてください。
大崎)1958年創業、現在約170名体制で、クレーンのリース、高所作業車やフォークリフトなど現場作業車のレンタル、各種商品の輸出入通関等の輸送事業など、車両、陸運、船舶、海運に関わる様々な業務を行っています。
--クレーンですか。
大崎)事故車の救援やビル建設用地の鉄骨建方、橋桁架設、橋梁、機械重量物に据え杖付け、解体などで必要なものです。
--迫力があってかっこいいですよね。フォークリフトもいろんな種類があるのですね!
大崎)例えば、このコマツ製の電動フォークリフトは、防水性能が極めて高く、農水産業や建設現場などの屋外環境の厳しいところでもエンジンフォークリフトと同様の作業ができますし、メンテナンスフリーのバッテリーのおかげで、扱いも簡単ですよ。他にも、オフロードタイプのものや、狭い通路へもスムーズ進入してクレーン作業を行うカニクレーンなどもありますよ。
--世の子どもたちがワクワクするマシンですね。そして、貿易もなさっているのですね。
大崎)舞鶴港から世界のハブ港湾である韓国・釜山を経由して世界に届けて世界に届けています。
--「サルベージ」って、沈没船の引き揚げとか、最近ですと、コンピュータの壊れたハードディスクからのデータ回収などの意味だと聞きます。
大崎)もともと事故車等の救援からスタートしたのです。
--なるほど!
大崎)戦後、GHQ に対する日本側の窓口として終戦連絡中央事務局というものが組織され、京都では府庁に置かれました。戦前から貿易商を営み、外務省にも勤務していた私の親戚がそこに勤務した関係もあり、父は進駐軍の弾薬庫等の仕事に携わりました。京都市の岡崎や精華町に進駐軍の兵士が数千人いたんですよ。
--そうだったのですね。
大崎)そこに勤務している日本人を管理するのも日本人だったのですが、暴力事件もよく起こったそうです。ちょうど、精華町の私どもの家の離れに進駐軍の大佐が住んでいたので、父が相談に行ったそうで父が相談に行ったそうです。すると「労働組合を作ってはどうか」と提案され、推薦状まで書いてくれたそうです。それが、全中労の第労の第1号なんですよ。
--そうなのですね!
大崎)朝鮮戦争が終わり進駐軍が日本から撤退することとなった際に、離職者対策として、進駐軍が有した機材を活かしたビジネスを、ということで幾つかの会社が作られたのですが、その機材を活かしたビジネスを、ということで幾つかの会社が作られたのですが、その1つが、この日本サルベージサービスなんですよ。当時は名神高速道路や新幹線の整備が進められていた時代で、そうした建設現場を中心にサービスを展開しました。現場を中心にサービスを展開しました。
--現在、様々な開発に取り組まれていますね。様々な現場、陸開運に携わってこられた御社ならではの視野の広さなども影響されているのでしょうね。
大崎)そうですね。国籍、人種、性別、文化、信条、習慣を尊重し、その地域や社会が直面する課題に創造力を持って応えていくということだと思っていますし、「未来を焦点に、今、すべきことを考え、行動しよう」 というというスローガンを掲げて日々励んでいるところです。スローガンを掲げて日々励んでいるところです。
詩人・谷川俊太郎氏作(同社五十周年の企画本「一言主覚書」)
今後、ますます楽しみですね!
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