ここから本文です。
知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業等を紹介するページです。
(掲載:令和2年11月9日 ものづくり振興課 牧、星)
御菓子司 松屋(外部リンク)(城陽市)の中川社長にお話をうかがいました。
もともとは、城陽市の酒造会社から、「梅酒製造に使った青谷の梅『城州白』の実が年間3トンもある。梅の実には果肉が十分残っているものの、現状、廃棄するしかないが、何かに活用できないか。」と相談を受けたのがきっかけでした。
アルコール濃度が高くて和菓子には使えませんが、何とか活かしたいと思いついたのがクラフトビールでした。
日本中を巡り、協力いただけるクラフトビールの醸造所を見つけました。試作を繰り返し、1年の開発期間を経て、できあがったのがこの「城陽プラムフォレストエール」です。
お客様からは「シャンパンのような軽い飲み口で美味しい」と好評で、リピーターがついています。
また、デザインは、複数の案の中から、お店に来てくださるお客様にも投票していただいて最終決定しました。紅白のセットは、お祝いの品としても人気です。
地域の資源を有効活用して、酒造会社も、飲んだ方も、私も、幸せになるクラフトビール、ぜひ飲んでいただきたいですね。
本日訪問したのは、2017年にオープンした「旅籠屋利兵衛(外部リンク)(はたごやりへえ)」。
「御菓子司 松屋」は、江戸時代に旅籠屋としてはじまり、明治時代に和菓子屋として創業されたそうです。
「旅籠屋利兵衛」は、どら焼き専門店として新たに立ち上げました。
和菓子と洋菓子の垣根を超え、「御菓子」というカテゴリーに広げて、商品づくり、店づくりをしています。
オープンキッチンではどら焼きをつくる様子が見られ、喫茶スペースではできたてをお召し上がりいただけます。
生地にこだわってつくったんですよ、ぜひ味わってみてください。
生地は、試行錯誤を繰り返して作り上げた、一番こだわったところです。時間がたつと、しっとりとするんですよ。
どら焼きの他にプリンなどの洋菓子も販売しています。
4月は売上が半減しましたが、5月以降は地元の方を中心にお客様が戻ってきて、かき氷を販売していた時期には行列ができるほどでした。
外出自粛をきっかけにお客様の購買機会が変化しており、今後は通販に力を入れていく予定です。
また、将来は、職人の技を継承するのが難しくなっていくと予想し、「旅籠屋利兵衛」では、誰でも作ることができるオペレーションを取り入れています。
お問い合わせ