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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(2023年4月23日更新、ものづくり振興課 足利・中尾)
株式会社コト(京都市)(外部リンク)の髙橋さん、西村さんにお話をお聞きしました。
第5回デジタルアミューズメントアワード大賞を受賞した「Ratatone(ラタトーン)」がどういったものか。まずは動画(外部リンク)をご覧ください。
練習なしで順番にタッチするだけで、曲を演奏することができるなんて素敵じゃないですか?!何年もかけてピアノやバイオリンの演奏技巧を習得しなくても、クラシックや、ポップなど、ラタトーンと専用楽譜(ラタノーツ)だけで、誰でも演奏できるのです。これはすごい!
ちなみにラタトーンは3つのステップだけで演奏できるから簡単!
ラタトーンは、専用楽譜ラタノーツで音を視覚化してるんです!音を聴覚で捉えるだけでなく、視覚的にも捉えることによって、音をより脳で想起しやすくなるみたいです!現にラタトーンを奏でていると、リズム、コード、和音などが、聴覚だけでなく視覚的にも体感できます。音を視覚でも捉えることができることで、「あの音楽って、すごいけど、実はたったこれだけのコードで成り立ってるんだ!」とか、「このコードの並びって、いろんな楽曲でも共通なんだ!」とか、続々と思わぬ発見が!
ハードウェアもソフトウェアも一気通貫して開発できる!
プロダクト開発において、ハードとソフト両方開発できるからこそ、細かい部分まで調整しながら開発できるみたいです。
今回のラタトーンは、専用楽譜ラタノーツにドットコード(Q Rコードのようなもの)が印刷されています。本体についているカメラで、そのドットコードを正確に早く読み取るために、ハードウェア・ソフトウェアで調整させたそうです。例えば、ハードウェアでカメラの位置を変えて、ソフトウェアで制御方法を変更する。こういったことを繰返することで、良い製品が作り上げられることがわかりました。
この電子スタンプもすごい!これも動画(外部リンク)をご覧下さい。
エンタメスタンプを活用した「デジタルスタンプラリー」や、「デジタルクーポン」、「デジタル地域振興券」のもぎり、その他「デジタルポイントカード」など、様々なシーンで利用されています。
現状の弱視に対する主な治療法やリハビリは、弱視でない方の眼(健眼)に専用シールを貼り付け、一定時間、弱視側の眼のみで特定のひらがなを紙面上から探したり、絵などを利用して徐々に視力を回復させるものがあるそうです。健眼遮閉というこうした方法では、2時間から6時間程度シールを片眼に張り付けます。幼稚園や学校に通っている小さな子どもであれば、片眼にシールを張り続けていることは、苦痛なことも多いことでしょう。
そこで、開発されたのが「オクルパッド」(医療機器)です。エンタメ要素と組み合わせることで、リハビリが楽しく続けられるものとなります。
元任天堂、「ゲーム&ウォッチ」などの開発者でもある故横井軍平さんが立ち上げられた会社としても知る人ぞ知る同社。
本質を再定義することによって生み出す新技術。そして、訓練と報酬の組み合わせのゲーミフィケーション。この2つの組み合わせを、STEAM教育分野(STEMにアート・創造性・問題解決力の「A」を加えたもの)へも広げようと試みています。知的好奇心を刺激するプロダクトで世の中を楽しくする、そんな素敵な会社です。
(注)「Ratatone/ラタトーン」は、株式会社コトの登録商標です。
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