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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(2023年5月11日、ものづくり振興課 足利・大空・藤田)
株式会社アイケイエス(京都市)(外部リンク)の今井代表取締役社長にお話をおうかがいしました。
現在、EVの数に対し充電器の数は局単に少ない上に、ガソリン注入時間に対し充電時間は相当長いため、充電器は圧倒的に足りていない--
一方、現在は電力価格高騰で、むしろ太陽光による電力の方が安くなり、売電するより自分で消費する時代に差し掛かっている--
こうした状況で一層意義が高まるのが、太陽光発電からEVへの充電が可能な「I_DENCON」。
太陽光発電(直流)の電力変換装置、系統(交流)電力変換装置、蓄電池の充放電装置、EVの充放電装置を一体化したマルチパワーコンディショナーだから、電力会社からの「出力制御」が発生した場合、余った太陽光電力を蓄電池又はEVに充電することが可能ですし、停電時にも蓄電池に蓄えた電力やEVの電力を供給できる自立運転機能も搭載。地域のコミュニティ施設やオフィス、病院、宿泊施設、学校、工場など様々な場所でBCP対策としても導入されています。
「エネルギー社会で重要なのは情報だ」と語る今井社長。同社の神髄は、「I_DENCON」に象徴されるように、電力メカニズム全般がわかっていること。だからこそ、マルチな制御(計算)が実現しているのです。
そして、日本初となるSiC パワー半導体を搭載したパワーコンディショナーを開発し、SiC パワー半導体の社会実装に先鞭をつけたように、材料から電力網まであらゆる面で、先端を走っておられます。
今後、再エネの普及に伴って電力制御で必要となってくる慣性力インバーター、あるいはリユース、リサイクルなど、多岐にわたる分野で同社の技術が求められています。
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