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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(2023年1月16日、ものづくり振興課 足利)
株式会社クロスリアリティ(外部リンク)の運営される「VR Innovation Academy「VRIA」(外部リンク)」が好調です!
厚労省の給付金等にも該当し、京都のスタートアップ企業のほか、東京や九州等からも企業の従業員が受講に来られているそうです。
VRイノベーションアカデミー京都の「AR/VR専門家育成プログラム」が |
今後、市場が醸成されていけば、専門学校等とも連携して、学生などの受講も視野に入れていくことになりそう。
その株式会社クロスリアリティの親会社・株式会社エスユーエス(外部リンク)では、既にVR系エンジニアを140名も育成し、AR/VRソリューション(外部リンク)を開発・提供されています。
スマートグラスを用いた現場サポート
産業向けに加え、教育機関向けなど様々な開発を担われるなど大きく飛躍されています。
VRオープンキャンパス
(2022年12月22日、ものづくり振興課 足利・恩地)
株式会社クロスリアリティ(外部リンク)(VR Innovation Academy「VRIA」(外部リンク)運営)の田中ディレクターに改めてお話をおうかがいし、最近の動向をまとめました。
まずは、株式会社クロスリアリティ(外部リンク)のAR/VRその他メタバースに関する開発事業について、改めておさらいしましょう。
仮想の現場での訓練を行うことができる「バーチャルトレーナー」。その際のパフォーマンスを記録でき、追跡分析にも活用できる優れものです。
実際の現場でのタスク指示や経路探索ができる「ARアシスト」。リモートからでもマーカーを設置でき、テキスト、音声、動画、3Dデータなど様々な情報を付与できる優れものです。
VRやARのレッスンを作成する新しいツールを開発しており、AR/VRの技術者でなくても簡単にレッスンメニューを作成できます。生徒のパフォーマンスをモニターすることももちろんできます。
また、コロナ禍では「VRオープンキャンパス」の制作依頼が急増されました。
そして、独自の仮想空間作成ライブラリ「VR Meet」を構築され、様々なメタバース空間の作成が可能です。
次に、VR Innovation Academy「VRIA」(外部リンク)の動向です。
東映京都撮影所内の「VRIA」現地でも、リモートで全国どこからでも受講可能で、専門家育成コースから短期の様々コースまで多彩なカリキュラムが用意されています。
既に卒業生の活躍が始まっており、大型商業施設でのARイベント(外部リンク)など、素晴らしいコンテンツが生まれています。
(令和4年3月1日、ものづくり振興課 足利)
株式会社クロスリアリティ(外部リンク)(京都市)野上プランナーに改めてXRの未来について、お話をうかがいしました。
-改めて、業務内容を教えてください。
野上)弊社は2019年に起業をしまして、東映京都撮影所の中に事業拠点を設けております。AR/VRソリューションの自社開発、受託開発や販売を行っております。また、VRイノベーションアカデミー京都というスクールの運営も行っており、XR開発人材の育成も行っております。
-どのようなXR関連事業を行っておりますか?
野上)まず、ひとつは、AR・VRといった第4次産業革命に対応する人財育成のためのスクールを運営しております。エンジニア派遣を主事業としている親会社エスユーエスとシナジーもある(現在もIT分野が7割方だが、AR、VRのほかAIにも力を入れている)と思っております。また、AR、VR技術は知識移転やトレーニングにも向いているため、それらソリューションを開発・販売し、日本の深刻な人手不足や次世代育成に貢献したいと考えております。
XRの技術というのは、文字や写真では伝わりづらいので、そこをいかに伝えられるかが課題だと考えております。まずは体験していただくことが大切だと思い、弊社ショールームでは様々なデバイスを試していただく事が可能です。ショールームでは、一般的なAR/VRデバイスはもちろん、iCube、インタラクティブミラーといった大型の機器も展示しております。是非、お気軽に体験いただきたいです。
-XR市場への広がり、多くの消費者への普及のためにはどうしたらよいと感じますか。
野上)スマホの時もそうだったように、普及に時間はかかると思っています。XRにおいては、モデリングも時間がかかってしまいますが、例えば弊社が提供しているEON-XRではスマホでスキャンしたものを簡単に取り込んで、XRコンテンツを作成できるようになっております。ソフト、コンテンツ制作が容易になれば、おのずとサービスも充実し普及を加速できると考えています。よりXR技術を普及、浸透させていくために、微力ではあるが、アカデミーでXR人材を育成し続け、一般の方にもワークショップなども行い、認知度拡大に貢献していきたいと考えております。
-XRの未来やその先について考えや思いを聞かせてください。
野上)今後はよりいっそう、現実世界のメタ移行が加速すると思います。また、触れているような感覚を体験・再現できる「触覚技術」も進んでおります。今後はますます、XRしかできない事やXRだからこそできることが増えてくると感じています。そんな未来では、XR開発クリエイターが輝く世界になると思いますので、より多くの人にXR技術を当たり前に感じていただき、便利に使ってもらえる世の中を創っていきたいと考えています。
-ありがとうございました!今後とも応援しております。
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