ここから本文です。
知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(2023年5月27日、ものづくり振興課 足利)
株式会社COLEYO(京都市、2018年設立)(外部リンク)の川村代表取締役にお話をお聞きしました。
「studioあお」。
「大将軍商店街」は超有名だけど、決して恵まれた立地とも言えないその一角にあって、なんと通う子どもの数、300名。大手学習塾のメガ教室でも、なかなかこんな数字にはなりません。いったいどんなところなのか?
一言で言えばアクティブ・ラーニング、PBL(プロジェクト型学習)ですが、その実績がすごい!「大手メーカーと並んで小学生が・・・」と言うように、市の賞を受賞したプロジェクトや、テレビでも話題になったプロジェクトなど、大人顔負けの子どもたち。
「10歳の社会人を育てる」という「studioあお」のコンセプトどおり、何に取り組むか自分で考え、インターネットで調べて分からねば大学の研究者に連絡を取ってみる、お金がかかるならクラウドファンディングをやってみる・・・など、まさに大人と同じようにプロジェクトを進めているのです。
ChatGPTじゃないですが、たいていのことはインターネットで調べることができる時代になったことが、PBLの発展を促進しているようですね。やってみてダメなら、より意識的に調べるから、知識の習得という点でも良いですね。
一方、何に取り組むかは、一定の知識がないと思い浮かばないこともありましょう。そのために、様々な体験プログラム「タッチ」も。こちらも大人気なんだそう!
前職のリクルートコミュニケーションズ時代に、「資金よりモチベーションが大事」だと言われてきて、自身も実感されたことが大きいそう。
北海道出身で、リクルートに勤めていた方が、よくぞ京都でこんな素敵な取組を始めてくださったものだと、わけを聞けば、立命館大学ご出身とのこと。当時この近辺の方々によく助けてもらったんだとか。学生時代からも、フィリピンの貧困地域に幼稚園をつくる活動をなさったりと、社会課題の解決に熱心に取り組んでこられたそう。
これまでの取組をベースにした教育コンテンツづくりも、企業の協力により行い、学校の教育現場への提供も始めておられます。
全ての人が、その弱みも強みも、全ての違いを特性と捉え、活躍できる夢のような社会づくり。テクノロジーが発展し人々に寄り添い始めた今、その夢を現実のものとさせようとされているのです。
お問い合わせ