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認証番号4 株式会社パックス・サワダ

 京都府では、平成29年3月29日付けで、京都府若者の就職等の支援に関する条例に基づき、若者の雇用に積極的に取り組んでいる株式会社パックス・サワダ様を「京都わかもの自立応援企業」に認証しています。

 同社は、就労支援機関で支援を受けられていた安藤希京さんを正規職員として採用され、若者の積極的な雇用や働きやすい職場環境づくりに取り組んでおり、その取組について同社製造部部長 井上様と安藤さんご本人にお話を伺いました。(取材日:令和2年1月24日)

 

  • 企業紹介

企業名:株式会社パックス・サワダ株式会社パックス・サワダ外観

所在地:〒601-8325
  京都市南区吉祥院八反田町7-1

業務内容:段ボールケース、化粧箱、

 その他包装資材の企画・デザイン・設計等、

 製造、販売

代表者:澤田 守成

従業員数:50名

URL:http://www.pax-sawada.com/(外部リンク)

 

  • 安藤さんは、どんな業務を行っているのですか。また、どのような人柄ですか。

(井上部長):主に段ボールの打ち抜き工程の機械オペレーターをしています。当社の主力製品の機械ですので、プレッシャーが大きいと思いますが、重要な役割を担っていますね。入社当時は彼自身あまり自信がないように見受けられたのですが、今では自信を持った様子で真面目に一生懸命仕事に取り組んでいます。

 また、彼は人懐っこい性格で、周りの従業員とコミュニケーションをとることが非常に上手いです。人当たりが良く、職場の先輩との関係も良好です。就労支援機関で支援を受けた経験があるからか、入社当時から社会人としての心構えや礼儀、マナーはしっかりできていましたね。非常に良い人材に恵まれたなと思っています。

 

  • 働きやすい職場環境づくりに向けて、何か取り組んで井上部長_写真いることはありますか。

(井上部長):当社では「リフレッシュ有給休暇」ということで、年間で、最低でも有給休暇を6日以上取得することを目標に掲げています。最近感じることは、当社全体としてワークライフバランスが定着してきた印象がありますね。

  また、本社が京都市、工場が亀岡市と少し離れていることもあり、従業員間の交流を深めるイベントを定期的に開催しています。昨年には、創業60周年ということで、オーストラリア旅行に行きました。他にも京都市主催の「京都まち・美化大作戦」に毎年有志で参加したり、年に6回地域美化活動として会社周辺の清掃活動も行っています。

 

  • 近年、人手不足に悩む中小企業が多い中で、貴社が取り組んでおられる対策はありますか。

(井上部長):昨年8月からベトナム人の技能実習生を2名雇用し、人材の確保に取り組んでいます。新たな試みで不安はありましたが、仕事に対して真面目に一生懸命取り組んでくれていますし、片言ではありますが日本語を話せるので、周りの従業員とのコミュニケーションには問題はないですね。今後も外国人材の雇用は考えており、多様な人材を確保してどんどん生産性を上げていければと思っています。

  当社では、どの年齢層にも均等に従業員がいる状況ですので、働きやすい職場環境づくりができているのかなと思っています。来年度から法適用される時間外労働の上限規制についても、もう既に対応済みなんですよ。従業員からは早く帰ることができるようになり、プライベートの時間を確保できて嬉しいとの声をききます。

  また、まだ利用者はいませんが、今年度から府の補助事業である「就労・奨学金返済一体型支援事業」(リンク)の制度を導入しており、今後の人材確保に向けた取組も進めています。

 安藤さん_写真

  • 安藤さんにお伺いしますが、貴社の魅力は何ですか。

(安藤さん):特に有給休暇が取りやすい会社だなと思います。同じような工場で働く周りの友人からも羨ましがられますね。また、気さくで接しやすい方が多いことも魅力の一つですね。コミュニケーションのことで悩んだことはないです。

 

  • 入社して苦労したことはありますか。

(安藤さん):入社してからすぐに主力機械を扱うことになったのですが、慣れない仕事だったので期限や物量のノルマに苦労しました。でも、先輩従業員の丁寧な指導もあり、今では安心して業務に取り組めています。

 

  • これからの目標はありますか。

 

(安藤さん):現在紙器段ボール製造技術士(国家検定資格)1級を取ろうと勉強中です。働きながら資格取得に積極的にチャレンジさせてもらえることも弊社の魅力かもしれません。

 

  • 最後に(聞き手の感想)

  企業全体として、ワークライフバランスを意識した職場づくりをされており、従業員ファーストな企業だなと感じました。また、井上部長様は人手不足感をあまり感じていないとおっしゃっていましたが、外国人材の雇用や時間外の縮減「就労・奨学金返済一体型事業」(リンク)等の新たな試みを積極的に進められており、その効果が実感としても現れているのかなと感じました。

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