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先輩職員インタビュー
プロフィール
橋本 賢典さん
職種
行政
入庁年度
令和5年度
経歴
令和5年4月 災害対策課 現在
京都府職員を志望した理由を教えてください。
京都府の多様性に魅力を感じたことがきっかけとなり、京都府で働きたいと思いました。多くの方は、「京都」に対して文化や伝統産業といったイメージをお持ちかと思いますが、京都府の強みはそれだけではありません。京都市には大企業や大学が集まり、ハイテク産業が盛んな一方、北部には海や森があり漁業や農業が盛んです。また、山城地域では製造業や輸送業が盛んで、多様性に富んでいます。このように、様々な魅力を持つ京都府だからこそ、京都府職員になると幅広い業務に携わることができると考えました。
現在、担当されている業務について教えてください。
主に、災害時に市町村や防災関係機関と確実な情報伝達を行うための京都府衛星通信系防災情報システムの再整備や、震度計、Jアラート(全国瞬時警報システム)などの防災に関連する情報通信系の業務を担当しています。また、課の広報担当として府民だよりの作成、防災Xの運営、大雨や大雪による府内の被害情報の収集・整理に携わっています。さらには、能登半島地震の際には災害支援対策本部の業務を行いました。発災時に速やかに府民の命を守るため、平時から危機意識をもって仕事にのぞんでいます。
ある1日のスケジュール
時間 |
業務 |
内容 |
---|---|---|
8時30分 |
出勤 |
|
8時40分 |
メールチェック |
メールの確認、返信 |
9時00分 |
打合せ |
訓練実施のための打合せ |
10時00分 |
資料作成 |
国からの調査に回答するための資料作成 |
12時00分 |
昼休み |
食堂でご飯 |
13時00分 |
打合せ |
事業委託業者と打合せ |
15時00分 |
資料作成等 | 打合せ資料作成、メール返信等 |
17時15分 |
退庁 |
休日や退庁後の過ごし方
退庁後は、家事をしたりアニメを見たりしながらゆっくり過ごしています。休日は、買い物や外食など外に出かけることが多いです。
現在、担当されている業務で最も印象に残っている仕事は何ですか。
能登半島地震の際、石川県七尾市にリエゾン(連絡調整員)として派遣されたことです。京都府として七尾市の避難所運営や罹災証明書の発行、家屋被害調査のサポート等を行う中、私の役目は、避難所での生活や崩れた家屋を目の当たりにしながら、被害状況や支援ニーズといった現場の声を災害支援対策本部に伝えることでした。被災地の方から「お疲れ様です」「ありがとう」と声をかけていただいたときは、微力ながら支えになれた喜びを感じました。
仕事をする上で心がけていることやポリシーを教えてください。
危機管理の業務は、災害時に府民の命に直結するため責任が大きいですが、その分やりがいも感じています。令和6年7月に京都府の危機管理センターの全面運用が始まり、常設の災害対策本部会議室や関係機関からの応援職員受け入れスペース等を整備し、危機管理拠点としての機能を強化しました。発災時に、府内の被害状況を迅速に把握することができるようにするため、平時から消防や自衛隊等の関係機関と連携して訓練を行ったり、危機管理部の職員がグループごとに分かれて週に1回訓練を行ったりしています。
受験者に向けたメッセージをお願いします。
就職活動中は、考えすぎて自分を見失いそうになることもあるかと思いますが、振り返ってみると、熱意をもって「ありのままの自分」を伝えることが大切だと感じています。やるべきことが山ほどあり大変だと思いますが、適度に息抜きもしながら頑張ってください。
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