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先輩職員インタビュー
プロフィール
久留 音央さん
職種
行政
入庁年度
令和3年度
経歴
令和3年4月 健康福祉総務課
令和6年4月 万博・地域交流課 現在
京都府職員を志望した理由を教えてください。
就職活動を始めたときから、生まれ育った京都に貢献したいという思いがありましたが、当初は民間企業への就職によってこの思いを実現しようと考えていました。しかし、就職活動中にコロナ禍を経験したことをきっかけに、行政が持つ役割の幅広さや大切さに改めて気づかされたため、京都府職員を志望しました。
2025大阪・関西万博に向けた取組について教えてください。
大阪・関西万博に関しては、会期中を通して、関西パビリオン内に京都ゾーンを出展し、期間限定で多目的エリアにも出展します。また、2025年4月23日には催事場のEXPOホールにおいて「EXPO KYOTO MEETING」というトークセッションを実施します。京都府内の取組としては、情報発信拠点を京都駅に設置し、京都の万博関連イベント等を一元的に発信したり、府内各地で万博を契機とした魅力的なイベントを実施したりする予定です。また、それらの取組をまとめたアクションプランを作成し、府内各地で開催されるイベント情報等とともに推進委員会の公式ホームページに集約し、万博期間中、いつ、どの地域で、何が行われているかをわかりやすく発信しています。また、万博に向けた企業や団体の取組を認証することによって活動を応援し、認証した取組を広く発信することで、さらに多くの取組の創出を図ることを目的とした認証制度も実施しています。
現在、担当している事業について教えてください。
現在は、府内の児童・生徒が校外学習で大阪・関西万博に来場する際の入場料を支援する子どもの万博体験支援事業と、関西パビリオン内に出展する京都ゾーンにおける企画・運営業務の一部等を担当しています。関西パビリオン京都ゾーンについては、京都府域の様々な魅力を発信するため「文化」「食」「産業」「環境」「いのち」「観光」の6つの分野で一定期間ごとに展示を入れ替えていきます。私はその中で観光分野を担当していますが、京都の観光の魅力の発信方法や、万博会場でしか見ることのできない価値のある展示、見せ方について日々模索しています。
その事業について苦労したことは何ですか。
子どもの万博体験支援事業は新規事業であるため、事業内容の組み立てや事業周知に苦労しました。学校や教育委員会等の関係団体から意見を聴取し、それを事業内容に反映させたり、事業についての説明会を開催したりするなど、丁寧な周知を行うことで、事業に対する理解が得られるよう心がけました。説明会後に、学校から「丁寧に説明いただいて大変ありがたかった」というお声をいただいた時は、これまでの苦労が報われたような気持ちになりました。
ある1日のスケジュール
時間 |
業務 |
内容 |
---|---|---|
8時30分 |
出勤 |
|
9時00分 |
メールチェック |
メールの確認、返信作業 |
10時00分 |
午前打合せ |
業務を委託している業者との打合せ |
11時00分 |
資料作成 |
打合せの議事録等の作成 |
12時00分 |
昼休み |
|
13時00分 |
午後打合せ |
京都ゾーン出展者との打合せ |
15時00分 |
資料作成・その他作業 |
照会対応、翌日の打合せ資料の作成など |
17時15分 |
退庁 |
|
今携わってる仕事のやりがいは何ですか?
万博に関する取組は、直近の前例がなく、常にまっさらな状態から検討していく必要があるため苦労することも多いですが、その分、担当事業について自らのアイデアが実現されやすい環境にあるので、その点にやりがいを感じます。また、万博の実施主体である博覧会協会をはじめ、庁内関係部局、市町村、府内関係団体等、普段の業務で関わりがない団体との調整も多く、日本での開催は数十年に一度の万博という大きなプロジェクトに一丸となって取り組むことができる点にやりがいを感じます。現在は、万博の開催に向けて準備をしている段階ですが、実際に大阪・関西万博が閉幕するときにはより大きな達成感が得られることを期待し、楽しみながら取り組んでいます。
京都府が2025大阪・関西万博で特に力を入れていることについて教えてください。
今回の万博は、会場に行くだけではなく、その後、関西地域でさまざまな体験をしていただく分散型の万博であると考えています。万博会場での発信に加え、府域各地での取組を一体的に実施することで多くの方に府内各地まで足を運んでいただき、府内の地域活性化を促進することを大きな目標として、全ての取組に力を入れています。
今後の抱負を聞かせてください!
2025年4月13日からいよいよ大阪・関西万博が開幕します。万博を契機に多くの方に府内各地へ足を運んでいただき、様々な交流や体験を楽しんでいただきたいです。その上で、「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博の理念の下、人や企業が集まり、異なる文化的背景を持った方との「新たなつながり」を生み出し、未来の京都を担う人材や企業、産業や文化が育っていくよう、引き続きオール京都体制で取り組んでいきます!
受験者に向けたメッセージをお願いします。
京都府では、「あたたかい京都づくり」を推進し、府民の皆様が安心して豊かに暮らし、将来に向かって夢を抱けるような社会を目指しています。職員として取り組む業務は幅広く、私自身、現在は入庁前に想像もしていなかった万博事業に携わることができています。皆さんも、京都府職員になられた折には、業務を通じて想像もしていなかった新たな経験ができると思います。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。
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