先輩職員インタビュー

プロフィール

京都府職員を志望した理由を教えてください。

京都で育った私にとって、高校の校舎や運動公園は愛着のある施設でした。私がこれらの施設に愛着を感じているように、次世代の子どもたちにとっても思い出に残る施設づくりに携わりたい、そんな思いを抱いて京都府職員を目指しました。

また京都府職員になると、まちづくりの根幹となる都市計画の検討や公共施設の建築など、スケールの大きな仕事ができます。たとえば、京都府庁の敷地内に移転した文化庁の施設のほか、京都府警察本部庁舎、京都府立京都スタジアム（サンガスタジアム by KYOCERA）など、大規模な公共施設の建設にも携われる可能性があります。都市の発展と街並みの形成、田園風景の保全など、幅広い分野に寄与できるのも京都府職員ならではのやりがいです。建築指導など、行政ならではの分野にチャレンジできる点も魅力に感じました。

現在の仕事内容についてお聞かせください。

現在は、福知山市にある中丹西土木事務所の建築住宅課に在籍しています。計画中の建物が建築基準法や都市計画法等と照らし合わせて適合しているかどうかを審査する許認可業務を担当しています。これらの審査を行い、認可することで、法律に適合したものが建築され、府民の方々の生活環境や景観などが守られます。

主に建築関係の業者の方々とやり取りを行いますが、府民の方から直接相談を伺うケースもあります。「自分の土地を活用したいけど良い方法はないか」「建て替えが難しいと建築業者に言われたけど直接話を聞かせてほしい」など、細かな相談にも対応し、ご納得いただけた時にやりがいを感じています。また都市計画に基づいて、市町村と協力して審査した建物ができあがっていく光景を目にすると、この仕事を選んで良かったと思います。

ある1日のスケジュール

休日や退庁後の過ごし方

休日は、京都市内や大阪に出かけたり、テニスの大会に出場したりしています。福知山市大江町で開催された、ドラム缶転がしにも参戦しました。退庁後は、テニス、筋トレやゲーム、アニメ鑑賞をし、とにかくリラックスするようにしています。

北部地域で働いた印象について教えてください。

私は令和3年の異動で本庁から赴任してきましたが、まず感じたのが人との距離の近さです。府民の方も優しく、私もすぐに顔や名前を覚えてもらいました。現場で建物の調査をしている時も「おつかれさま」と、声をいただくこともあり、人間の温かさを感じられる環境だと思います。一つひとつの案件もより現場密着で対応でき、相手との関係性も自然と築きやすくなるのが特徴です。また、職場では建築関係の資格取得を推奨しており、先輩たちが様々な面でサポートしてくれました。キャリアデザインをしやすいのも、この職場の大きな魅力です。

京都府の北部地域の魅力を教えてください。

事務所がある福知山市は合計特殊出生率が京都府内で1位、全国でも高い水準のまちです。その理由はいくつか挙げられますが、個人的には商業施設や飲食店、スーパーマーケットや医療施設が充実していることや近くに自然があること、土地も広く、家も比較的広々としている点などが高い理由ではないかと思います。高速バスや鉄道を利用すれば、京都市内や大阪・神戸へも短時間でアクセスできる点も魅力に映るのではないでしょうか。先ほども述べたように、地元の方も優しい方ばかりで、本当にいいところだと思います。

受験者に向けたメッセージをお願いします。

京都府には、文化や自然、商業、観光、グルメといったたくさんの魅力がありますが、コロナ禍によってその歩みは足踏みをしていたように感じました。しかし、コロナ禍の収束に伴い、様々な分野で盛り返しが始まり、より活発化しているようにも映ります。私たち京都府職員の仕事は、こうした府内の魅力を支えるとともに、未来に向けてより発展させていくことが使命だと考えています。次世代の子どもたちのためにも、京都府の魅力をより一層発展させるために一緒にがんばっていきましょう！