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先輩職員インタビュー
プロフィール
松下 陽太さん
職種
総合土木
入庁年度
令和2年度
経歴
令和2年4月 交通政策課
令和5年4月 南丹土木事務所 道路計画課 現在
京都府職員を志望した理由を教えてください。
幼い頃、家族旅行で目にした橋梁やトンネルなど巨大構造物が当たり前に存在することに興味を抱き、大学時代は土木工学を専攻していました。専門的な知識を得るうちに、巨大構造物を造る以上に、今ある橋や道路をできる限り良い状態のまま次世代につなぐ維持・管理の仕事に魅力を感じるようになりました。
巨大構造物の計画から設計、施工に至るまで、公共インフラのメンテナンスに携われるのは京都府職員だからこそできることです。インフラ整備を通じて、府民の皆様の豊かな暮らしはもちろん、国内外から京都府を訪れるたくさんの観光客の方々に、スムーズな周遊を提供できるのもこの仕事のやりがいです。これほど社会貢献度の大きな仕事はないと感じ、京都府職員を志望しました。
現在の仕事内容についてお聞かせください。
南丹市域の道路や橋梁の調査・設計・監督業務に就いています。設計コンサルタントとの打合せや工事の積算や発注業務に加えて、施工業者や関係機関との調整業務が主な仕事です。初めて携わった側道橋の補修工事では、調整先が多く制約があるなかで工事を進めることの難しさ、そして工事を終えて、皆さんに利用いただいたときの喜びを実感しました。
工事を滞りなく進めるには交通への影響や河川の出水期など、想定しなければならない事柄もたくさんあり、シミュレーションを通じてどこまで思い描けるかが求められます。だからこそ現場を訪れ、図面を眺めるだけでは気づけないものを発見したり、関係者の方々と顔を合わせてお話したりすることを大切にしています。
今携わっている仕事のやりがいは何ですか。
私たちの仕事では、地域の方々への工事実施の周知のためのビラ配りを行います。工事期間中は地域の方々にとってはたとえ一定期間であってもご不便をかけてしまうため、常に相手の立場に立って物事を考え伝える姿勢を心がけるようにしています。その成果として道路や橋梁が整備されていく過程を目にしたり、形になって地域の方々に利用される場面を目にしたりした時、「地域の方々に喜んでもらえる」とやりがいを感じます。
また工事現場では、たびたび地域の方々からお声をかけていただく場面もあります。自分が担当する工事がその地域にとっては注目を集めていること、多少なりとも社会に影響を与えていることを改めて実感します。
ある1日のスケジュール
時間 | 業務 | 内容 |
---|---|---|
8時30分 | 出勤 | |
8時40分 | 1日のスケジュール及びメール確認 |
前日に準備していたTO DOリストを確認 |
9時00分 | 工事現場立会 | 現場状況の確認 施工業者との打合せ |
11時00分 | 資料作成 | 打合せ内容の整理 |
12時00分 | 昼休み | |
13時00分 | 設計コンサルタントとの打合せ | 次回工事発注に向けた打合せ |
14時00分 | 各種問合せ対応 | 問合せに関する調べもの、回答 |
15時00分 | 工事及び業務委託の発注準備 | 工事図面の作成 積算 設計書作成 |
17時00分 | TO DOリストの更新及び翌日のスケジュールを確認 | TO DOに漏れが無いかを確認 |
17時15分 | 退庁 | 退庁後は「サ活」※ ※「サ活」…「サウナに行くこと」 |
休日や退庁後の過ごし方
もっぱら“サ活”にハマっています。サウナでしっかり汗をかいたあと、水風呂に入ったり外気浴をしているときはまさに至福です。通勤途中には「今晩はどこのサウナに行こうか」と考えています。
仕事をする上で心がけていることやポリシーを教えてください。
日々仕事に取り組むなかで心に留めている言葉が2つあります。
1つ目は「凡事徹底」です。なんでもないような当たり前のことであっても徹底的に行うという意味です。決して手を抜かず、誠心誠意取り組むことが仕事を進める上で大事なことだと考えています。
2つ目の言葉は、「気づく力は築く力」です。これは母校の恩師からいただいた言葉で、「求められること」「留意しなければいけないこと」「様々な変化」に気づくことを通じて、相手との信頼関係の構築や社会基盤を築くことにつながることを意味しています。土木の語源は中国の古語「築土構木」に由来するともいわれていますが、この言葉の中に「築」の文字が入っていることからも、気に入っている言葉です。
受験者に向けたメッセージをお願いします。
この仕事は道路や橋梁、トンネル、護岸といった巨大構造物の建設や維持・管理に携われるのが最大の魅力です。幅広い経験や知識を得られるので、土木を仕事に選びたい方にとってはぴったりではないでしょうか。時には難しい課題に直面することもありますが、先輩が常にサポートしてくれる体制が整っているので、私も安心して仕事に取り組めています。ぜひ、一緒に働きましょう!
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