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京都府の森林は、府域の75%(34万ha)を占め、地球温暖化の防止や災害の防止、景観の保全など多様な役割を担う府民共有の貴重な財産です。
しかしながら、社会経済の変化の中で、放置され、荒れた森林が増えており、林業関係者だけでは森林を守ることが困難になっています。
『京都モデルフォレスト運動』は、森の恵みを受けている府民みんなで京都の森を守り育む運動です。
京都府では平成17年に「豊かな緑を守る条例」を制定し、この取組を進めています。
平成18年11月には、この運動の推進主体となる『社団法人京都モデルフォレスト協会』が設立されました。
※ 平成21年11月に『公益社団法人京都モデルフォレスト協会』(外部リンク)に移行。
皆さん、京都の森林づくりに御参加ください。(『京都モデルフォレスト運動』参加案内)
1992年の世界地球サミットの際にカナダが提唱した持続可能な地域づくりの実践活動のことです。カナダでは、森林整備、木材の活用、森林生態系調査、野生獣の行動調査、渓流の水量・水質調査、生息魚類の調査など幅広い取組が、モデルフォレストの活動の一環として、住民、ボランティア、NPO、NGO、企業、行政の協働で実施されています。
このモデルフォレストの取組は、現在(2010.12)、世界24カ国59地区にまで広がってきており、京都モデルフォレスト協会も、平成20年3月に国際モデルフォレストネットワークに加入しました。
森林は、私達の安全で快適な生活に欠かせない様々な働きを持っています。
木材等の生産、地球温暖化の防止、土砂流出・崩壊の防止、水源の涵養、良好な景観の形成、健康の増進、生物多様性の保全 など
森林の多面的な機能が十分に発揮できる健全な森林づくりを進めるために、私達にできることは、大きく次の3つがあります。
森林づくり活動に取り組むボランティア団体は年々増加しており、府内の各地で様々な活動が展開されています。
府民の皆さんからは、毎年『緑の募金』にたくさんの寄付が寄せられており、森林ボランティア活動等に活用されています。
また、企業では、社会貢献活動の一環として、森林づくりに必要な資金を提供したり、併せて、植樹や下草刈りなどの森林整備を行う事例がでてきました。
企業の取組については、「京都モデルフォレスト運動参加の御案内」のページを参照ください。
府内の森林資源の蓄積は、年々増加しています。身近な森林で生産された木材を使うことで、森林資源の循環が生まれ、森林の整備・保全が進むことになります。
「京都モデルフォレスト運動」は、このような様々な森林づくりへの参加を推進するものです。
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