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南北朝時代の作品。浄土宗高祖善導大師と宗祖法然上人との二祖の行状絵伝を曼荼羅式に各1幅にまとめてつくられた珍しい「絹本著色二祖曼荼羅図」のうちの1幅。 現在知られる善導絵伝中では最古のものであり、截金(きりかね)を用いた描法で技術的にも、伝記としても要領を得たものとなっている。
経年劣化により本紙前面に横折れ、縦皺傷、擦過傷、虫喰等が生じていることから、剥落止めや亀裂箇所・折損箇所に対し、折り伏せによる補強補修を行うなど、原状に回復させるための修理に対し助成を行った。(平成21年度)
本紙寸法 縦122.6cm 横117.3cm
修理前 修理後
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