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鎌倉時代前期の作品。檜材、一木造り。重要文化財宇治神社本殿の外陣に安置されていたもので、昭和63年に宇治市指定文化財となり、現在は宇治市歴史資料館に寄託されている。
全体にわたり木質の朽損が激しく、虫蝕穴が多数見られ、また、左肩、左前肢、左目、尻尾等は欠失しており、各矧(つ)ぎ目の接合が緩み離れていたため、木質の朽損、虫喰穴には合成樹脂で木質を硬化し、形状を整えるとともに、欠失部には檜材で補足、補修するなど原状を回復させるための修理に対し助成を行った。(平成20年度)
像高 80.5cm
修理前
修理後
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