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トップページ府民だよりトップ2026年10月号特集1 地域で輝く皆さんに聞きました! わくわくする京都とは?

特集1地域で輝く皆さんに聞きました!
わくわくする京都とは?

府民の皆さんと直接語り合い、ご意見を府政に活かす「行き活きトーク」を、今回は、今後の府政運営の羅針盤となる京都府総合計画の改定に向けた意見交換会として、府内5カ所で開催しました。各地域において多様な分野で活躍されている、年齢も立場も多様な方々から幅広くご意見を伺う中で得ることができた気付きや課題感を踏まえながら、「わくわくする京都」づくりの実現に向けた歩みを一歩一歩、着実に進めてまいります。

京都府知事 西脇隆俊

行き活きトークin京都市

2026年7月18日(土曜日)

トークテーマ

京都の魅力を次の時代に引き継ぎ、「わくわくする京都」を

開催地

京都駅ビル駅前広場(下京区)

登壇者

  • 華道家・写真家
    池坊 専宗さん
  • Cultural Edu-tourism Council 主宰
    地野 裕子さん
  • 株式会社和(あ)える 代表取締役
    矢島 里佳さん
  • 一般社団法人福知山ユナイテッド 代表理事
    片野 翔大さん

Q1次世代に継承したい京都の魅力はどういったところにあると思われますか。

池坊さん

一つ一つの文化がつながり合って京都の懐を生んでいる。その懐を醸成しているのは、京都のまちを支える人々が、それぞれに誇りを持ち、京都に貢献している実感を持っているという気概であり、その気概こそが、次世代に継承すべき京都の魅力だと感じている。

地野さん

京都は単に伝統的な街並みを残しているだけでなく、そこに暮らす人が続けてきた門掃(かどは)きや水打ちといった日常の営みがある。その営みこそが京都の文化であり、そういう「人」に出会えるのが京都の魅力。

矢島さん

京都に暮らす人の精神性、私自身そこに惹(ひ)かれて移住してきたが、意外にも京都の子どもたちには文化的体験の機会が十分にないことに驚いた。将来にわたって、その精神性を持つ京都であり続けるよう、未来の担い手である子どもたちに文化教育を届けたい。

片野さん

京都はスポーツに関わる歴史や名門校が多いなど、恵まれた環境がある。都市部に比べて機会は限られるものの、北部では人と人との距離が近く、子どもたちのためになんとか環境をつくろうと動く大人たちが多いことが大きな強み。

Q2ご自身が思う「わくわくする京都」とは。
また、その実現には何が必要でしょうか。

片野さん

一流選手との交流で心を揺さぶられる経験をすることや、スポーツでまちが一つになるような機会をつくることが、京都の各地域のわくわくや郷土愛につながる。

矢島さん

文化の担い手はいても、その文化に十分な経済投資が向かっていないことが京都の一番の課題。世界中の人々を巻き込みながら、京都の魅力である文化や京都の精神性を担う人々の活動が支えられ、京都の価値を次世代に引き継ぐことができる仕組みが必要。

地野さん

「京都が好き」だと言って京都に来てくれた学生や留学生に卒業後も京都で働いてもらえるよう、京都の魅力に対して、適正な対価を得られる仕組みを構築する。

池坊さん

京都には、時代の変化が速い中で、自分の立ち位置を見直せるという強みと、異分野を掛け合わせて新しい魅力を生み出せるという強みがある。その両方がわくわくする京都をつくる基盤を成している。

知事

京都の魅力の源泉である「人」や「京都ならではの精神性」を維持・発展させ、次の時代へと継承していくための取り組みが重要。文化と経済が好循環する持続可能な仕組みを検討してまいります。

行き活きトークin南丹

2026年7月25日(土曜日)

トークテーマ

京都丹波だからこそ生み出せる価値で、輝き続ける地域づくり

開催地

ガレリアかめおか(亀岡市)

登壇者

  • 明治国際医療大学鍼灸学部 教授
    YOJYOnet株式会社 CEO
    伊藤 和憲さん
  • NPO法人ここたす 理事長
    一谷 有里さん
  • 一般社団法人Fogin 代表理事
    並河 杏奈さん
  • 株式会社農都 代表取締役
    野村 幸司さん

Q1活躍の場に京都丹波地域を選んだ理由や
地域との関わりについて教えてください。

伊藤さん

豊かな食や自然に恵まれた京都丹波は、日々の暮らしそのものが健康につながる「養生」のまち。住むだけで健康になれるまちとして、その魅力を多くの人に伝えていきたい。

一谷さん

高校時代を京都丹波で過ごし、多くの温かい人たちと出会った経験が今の生き方の土台になっている。ほどよい距離感で支え合えるこの地域を、子どもたちにも好きになってもらえたら。

並河さん

文化や暮らしを体験するツアーを企画しているが、日本の食の背景である地域の土壌や水脈のことを知りたいというニーズがある。自分自身も、出身地であるこのまちをもっと知り、亀岡を目指して来てくれる人を増やしたい。

野村さん

担い手の減少で農地が失われることに危機感を抱き、地元に戻って農業法人を立ち上げた。農地を預かり、農業を志す人を受け入れながら、独立への橋渡し役も担っていきたい。

Q2京都丹波地域が輝き続けていくために
今後取り組みたいことについて教えてください。

野村さん

農業を、生産だけでなく販売や企画、情報発信など、多様な力を発揮できる「職業選択の一つ」とし、子育て中の人や移住者の方も、それぞれの生活に合った働き方でキャリアを築ける環境をつくりたい。

並河さん

自然や景観の保全・再生に、訪れる人も関わる「再生型観光」に可能性を感じている。観光客にも地域の一員として自然や文化、人の魅力を感じてもらうことで、滞在期間を延ばしていきたい。

一谷さん

小学生だけでなく、中高生や若者が安心して過ごせる居場所も必要。一方で、民間で安定的な継続は難しいため、府のサポートを期待したい。

伊藤さん

アプリで一人一人の体調に合った食や場所を提案し、「まちを処方する」仕組みを広げたい。京都丹波を、心と体を整える「養生の聖地」として発信していければ。

知事

豊かな自然や食、そして人のつながりを活かした地域振興に取り組まれている皆さんのアイデアに、京都丹波の可能性を感じました。2市1町それぞれの個性と共通する文化を活かし、地域や分野を超えた交流の場を広げながら、新たな価値を共に育んでまいります。

行き活きトークin中丹

2026年8月1日(土曜日)

トークテーマ

若者が受け継ぎ、ひらく中丹の未来
~魅力と価値から考える地域のこれから~

開催地

福知山公立大学(福知山市)

登壇者

  • 福知山公立大学 3回生
    小田垣 凜さん
  • 福知山市立桃映中学校 3年生
    永井 陸斗さん
  • 府立西舞鶴高等学校 1年生
    宵田 紗良さん
  • コアマシナリー株式会社 機械加工課
    小村 海斗さん

Q1どのようなことに取り組んでおられますか。
また、中丹地域のどこに魅力を感じていますか。

小田垣さん

地元の福知山市夜久野地域の祭りに関わる中で、地元への愛着や誇りが育まれてきた。今は、高校生や大学生と共に、自分自身や地域について考える機会づくりに取り組んでいる。

永井さん

自然が身近にあり、暮らしやすいことが中丹地域の魅力。探究学習や地域との交流を通じて将来の選択肢が広がり、なりたい自分になるための生き方を考えるようになった。

宵田さん

都会にはない温かな人とのつながりに、魅力を感じている。舞鶴引揚記念館学生語り部として、自分の言葉で舞鶴の引き揚げの歴史や平和の大切さを伝え、未来へ語り継いでいきたい。

小村さん

人の温かさと働きやすい環境がそろっていることが魅力。地元のものづくりに携わりたいと考えUターンした。子どもたちも自然に親しみ、ものづくりに関心を持ってくれたらうれしい。

Q2今後どのような中丹地域になってほしいですか。
そのためにどんな取り組みが必要でしょうか。

小村さん

仕事と子育てを両立し、笑顔で安心して暮らせる地域であってほしい。自分の技術や経験を活かせる場を広げ、地域企業との連携にもつなげたい。

宵田さん

地域の「あったかいところ」や「おもてなしの心」を引き継いでいきたい。今後、地元を離れることがあっても戻ってきたいと思っている。

永井さん

自分の好きなことや夢に向かって、安心して挑戦できる地域であってほしい。将来は家族の近くで子育てをしながら、地元で暮らし続けたい。

小田垣さん

地元への愛着や誇りが次の世代へ受け継がれる地域であってほしい。同世代には「地元には何もない」と言う人もいるが、多くの人が地域の魅力に気付けるきっかけをつくりたい。

知事

若い皆さんが地域への愛着と誇りを持ち、地域を盛り上げようとされていることを大変心強く感じました。こうした活動を通じて人や企業がつながり、地域のネットワークが生まれることを期待しています。若い世代の挑戦が地域全体へと広がるよう、府としても後押ししてまいります。

行き活きトークin山城

2026年8月2日(日曜日)

トークテーマ

山城の地域の魅力を活かした未来づくり

開催地

文化パルク城陽(城陽市)

登壇者

  • 碾茶(てんちゃ)農家
    菊岡 祐一さん
  • 伸栄工業株式会社 代表取締役
    榊田 未央さん
  • NPO法人加茂女 理事長
    曽我 千代子さん
  • 同志社女子大学大学院 修士1年
    松本 蒼衣さん

Q1どのようなことに取り組んでおられますか。
また、山城地域のどこに魅力を感じていますか。

菊岡さん

近年お茶は機械収獲が主流だが、今も手摘み収穫にこだわり、4ha(ヘクタール)の茶園をすべて手摘みしている。こうした高品質な宇治茶づくりをしていることが、山城地域の魅力の一つだと思う。

榊田さん

経営課題などについて学び合う「京都やましろ企業オンリーワン俱楽部」の幹事企業の一員として活動している。山城地域には、多様な企業との交流からヒントを得られる環境があるのが魅力。

曽我さん

生活の知恵を教え合うサークルとして始まり、次第に活動の幅が広がって、二十数年にわたり放置竹林やタケノコの利活用、里山の整備などの活動に取り組んでいる。美しい竹林風景もまた山城地域の魅力であり、守っていくべき地域資源。

松本さん

大学院で宇治における分散型観光、周遊観光をテーマに研究し、その実践の拠点としてカフェを運営している。宇治茶に加え、歴史・文化遺産や自然など魅力豊かな山城地域に、もっと観光客を呼び込めるポテンシャルの高さを感じている。

Q2今後どのような山城地域になってほしいですか。
そのためにどんな取り組みが必要でしょうか。

松本さん

観光客の滞在時間や消費額を伸ばす視点で、地域全体を周遊できる仕組みが必要。新名神高速道路の全線開通でアクセスが向上すれば人の流れが変わり、より広域的な周遊も進むと思う。

曽我さん

竹の利用を推進すれば放置竹林の整備が進むので地域に関わる団体やボランティアを育ててほしい。竹林が美しくよみがえれば、きっと魅力的な観光資源になると確信している。

榊田さん

優れた地域企業の魅力を若者に伝え、人材確保につなげるには、長期目線での取り組みが不可欠。企業と行政、大学が信頼関係を深め、人を大切に育てる仕組みを整えて、活気ある山城地域を目指したい。

菊岡さん

宇治茶ブランドを守っていくには、摘み手の確保と、茶園の担い手の育成が何より重要。海外でのブームだけでなく国内需要の喚起も必要だ。

知事

山城には宇治茶をはじめ多彩な魅力と、「ほんまもん」を追求する長い時間の蓄積があります。企業間の連携や学生の参画といった工夫で担い手不足を克服し、持続可能な地域づくりに取り組んでまいります。

行き活きトークin丹後

2026年8月18日(火曜日)

トークテーマ

誰もが暮らしやすく、輝き続ける丹後地域づくり
~若者や女性が住み続けたい、戻ってきたい地域をめざして~

開催地

みやづ歴史の館(宮津市)

登壇者

  • つながる防災ままもりっこ 代表
    坂中 綾香さん
  • 一般社団法人京都府北部地域連携都市圏振興社
    伊根地域本部 事務局長
    吉田 晃彦さん
  • 与謝野町高校魅力化コーディネーター
    「KYOTO TANGO QUEENS」所属
    河邊 花観さん
  • 教育共創団体「My Education Community」 代表
    城崎 和さん

Q1丹後地域の課題や、ご自身が思う理想の姿について教えてください。

坂中さん

災害時だけでなく、日頃から人と人がつながり、いざという時に助け合える地域であってほしい。女性や若い世代の防災士が活躍できる環境や、市町村の垣根を越えたつながりも必要だと感じている。

吉田さん

観光客の増加に伴い、私有地への立ち入りなど、住民の生活との間に課題も生じている。海外の方を含め、地域を訪れる人もそこで暮らす人も、災害時に安心して避難できる環境を整えていきたい。

河邊さん

地域の面白い大人と触れ合う中で、子どもたちにはいろいろなことにチャレンジして全力を出してほしい。そのためには、大人が率先して挑戦したり、楽しんだりする姿を見せることが大切。

城崎さん

高校生の探究活動が一過性の取り組みで終わってしまうことは課題だと思う。若者のアイデアや活動を地域全体で支え、後輩たちへ引き継いでいけるような仕組みが必要だと感じている。

Q2若者や女性が住み続けたい、戻ってきたいと感じる地域とは。
また、その実現には何が必要だと思われますか。

城崎さん

地域や企業など、さまざまな人とつながりながら未来に期待を持てる地域が理想。探究活動やインターンなどで、学生がまちづくりに関わる機会を増やしてほしい。

河邊さん

楽しみながら地域づくりを進めている大人に、子どもたちも自然とついてきてくれると思う。サッカー教室など、大人と子どもが同じ環境で、一緒に何かに挑戦できる場所やコミュニティを大切にしたい。

吉田さん

地域の人が楽しく、誇りを持って暮らせることが、訪れる人にとっても魅力になるし、若者・女性の定着にもつながる。外から人を呼び込むだけでなく、観光を通じて地域の暮らしも豊かにしていきたい。

坂中さん

子どもたちが丹後を出ていくことがあっても「帰りたい」と思える地域にしたい。そのためにも、まず自分たち大人が地域の魅力をもっと知り、わくわくしながら暮らせることが大切だと思う。

知事

地域の皆さんが楽しみながら人や企業、世代を超えてつながり、一人ひとりの挑戦が新たな力になっていることを頼もしく感じました。北部7市町の多彩な魅力を活かしたネットワークを広げながら、新たな出会いや挑戦が生まれる機会を創出してまいります。

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