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人権口コミ講座 170

「対話」を通して、誰も取り残されない社会へ
~障害者差別解消法改正を受けて~

大阪公立大学 国際基幹教育機構
特任准教授

松波 めぐみ

社会のバリアを取り除く

「合理的配慮」とは、障害のある人が、何らかのバリアがあるために困っており、バリアを取り除いてほしいと希望したときに、対話をしながら必要な手だてを取ることです。例えば「聞こえないお客さんに筆談をする」「電車とホームの間に段差があるので、駅員が渡し板を出している」といったことです。

障害のある人が生活の中で困るのは、社会の環境の中にバリアがあるからです。困った時に「このバリアを取り除いて下さい」と言っていいし、言われた側(事業者など)は、対話しながらできることをやっていけばよいのです。

まずは「対話」をする

障害のある人から求められたことを行おうとしても、忙しい、費用がかかるなどで、難しい場合があります。それでも、対話していく中で、歩み寄れることもあります。

視覚障害のあるAさんは、飲食店では店員にメニューを読み上げてもらうことで注文してきました。ある時、店員が「いま一人しかいなくて、全部読む余裕がない」と伝えると、Aさんは「麺類では何がありますか」と聞き、短時間で注文できました。

合理的配慮とは、障害のある人に特別に親切にすることではなく、平等にサービスを利用できるようにすることです。不安があっても、向き合って対話してみましょう。その積み重ねにより、少しずつでも「誰も取り残されない社会」へと近づいていくのだと思います。

※令和7年1月発行の「人権口コミ講座26」の内容を加筆・修正し、再掲載しています。

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