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今回の行き活きトークは、「きょうと子育て環境日本一 山城地域サミット」のプログラムの一つとして開催。コロナ禍での取り組みや子育て支援のアイデアなどについて意見を交わしました。
※感染対策を講じた上で開催しました
写真左から
京都文教大学 副学長
森 正美さん(コーディネーター)
株式会社 黒坂塗装工業所 代表取締役社長
黒坂 俊之さん
京都府私立幼稚園 PTA連合会城南地区会長
丹羽 彩那さん
特定非営利活動法人 こそだてママnet☆ 理事長
福井 さなえさん
京都大学大学院 教育学研究科 特定助教
松永 倫子さん
丹羽さん
子育てで分からないことがあれば、人に聞いたり、市の相談員さんを頼ったり、そういうのが子育てではすごく助かります。
黒坂さん
男性社員の育児休業、時間単位で取れる有給休暇など一つずつ実現できたことで、「次は何をしよう」という前向きに働き方を考える雰囲気が醸成されたように思います。
福井さん
里山整備の団体と行う親子向け自然体験イベントでは、団体の皆さんは親世代より上の方が多く、「三世代交流」体験にもなっています。
松永さん
そこに学生が入るのも良いと思います。また、親としての発達(親性)には性差よりも個人差が大きく、男性もパートナーの妊娠中から脳の働きが変わり始めることが分かっています。
丹羽さん
学校や幼稚園が休みになったとき、教育面で遅れが出るのではと不安でした。外出自粛中は、ネットでお菓子作りや工作について調べ、一緒に何かを作って過ごしていました。
福井さん
預かり保育などの中止が相次いだ時期には、子育て世帯を支えたく、京都府の補助金を活用して「親子ひろば」を開設しました。
黒坂さん
事業所内にキッズルームを設け、子連れ出勤制度を導入しています。コロナ禍で託児所が閉鎖された際には、多くの社員に活用いただきました。
松永さん
昨年度の研究調査では、お子さまが保育園に通われているお母さま方の約22%が、過度なストレスを感じていたり、うつ症状が重かったり、厳しい状況にあるという結果が出ています。
福井さん
親子で参加する自然体験活動が好評です。山城地域の豊かな自然の中で育ち合う取り組みを広げていきたいです。
黒坂さん
企業が子育て支援に取り組むには、最初の一歩のハードルが高い。小さいことからでも始められるような仕組みがあればと思います。
松永さん
乳幼児健診が子どもの発達だけでなく、親子セットで心や体の状態を自覚することができるような場になればと考えています。
丹羽さん
子育ては人との付き合いが大切。気軽に交流を持てる環境や場所がもっとできればと思います。
コーディネーター 森さん
子育ては大変だけれど、すごく楽しいし、得るものがたくさんあるということを、伝えていきたいですね。
参加者から子育てに関する質問を随時受け付け。気軽に参加できるようWebアンケートフォームも用意しました
子育て環境の整備は、地道な実績の積み重ねと大きな社会運動を組み合わせなければいけません。現在、府では約300人からなる「子育て企業サポートチーム」が府内約2万5,000社を訪問し、子育てしやすい職場づくりを推進しています。その成果として、例えば、平成30年に時間単位の年休を導入する企業は京都府15.7%、全国平均19.0%でしたが、令和2年には京都府24.5%、全国平均22.1%と逆転しました。今後も子育てしやすい風土をつくるため、皆さまのご意見を施策に反映してまいります。
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