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上水道事業の環境への取組

上水道事業の環境への取組

(1)再生可能エネルギーの導入状況

 平成9年12月、「地球温暖化防止京都会議(COP3)」が京都で開催され、二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量削減目標を定めた「京都議定書」が採択されました。
 京都府ではこれを契機に、環境先進地を目指して先導的な環境施策を推進することとし、その一環として小水力や太陽光といった再生可能エネルギーの導入に取組んでいます。

 

小水力及び太陽光発電のしくみ

 

地図

 

宇治浄水場発電設備

宇治浄水場発電設備

 

太陽光発電設備

小水力発電設備

運転開始 平成14年3月 運転開始 平成22年3月
太陽電池 薄膜シリコンハイブリッド
太陽電池
(36.5W×1,098枚)
水車 横軸プロペラ水車
発電機 三相誘導発電機
最大使用水量 0.90m3/秒
面積 約485m2 有効落差 7.1m
設備容量 40kW 設備容量 90kW
平成24年度
発電実績
約28千kWh 平成24年度
発電実績
約10千kWh

 

木津浄水場発電設備

木津浄水場発電設備

 

 

太陽光発電設備
運転開始 (1)平成13年3月
(2)平成16年2月
太陽電池 (1)アモルファスシリコン太陽電池
(152.4W×340枚)
(2)多結晶シリコン太陽光電池
(167W×308枚)
面積 約1,303m2
設備容量 100kWh
平成24年度
発電実績
約104千kWh

※平成12年度、平成15年度にそれぞれ50kWずつ設置

 

乙訓浄水場発電設備

 乙訓浄水場発電設備

 

太陽光発電設備
運転開始 平成12年9月
太陽電池 多結晶シリコン太陽電池
(145.0W×224枚)
面積 約250m2
設備容量 30kW
平成24年度
発電実績
約25千kWh

 

久御山広域ポンプ場発電設備

久御山広域ポンプ場発電設備

 

太陽光発電設備

小水力発電設備

運転開始 平成21年2月 運転開始 平成22年1月
太陽電池 多結晶シリコン
太陽電池
(178.6W×560枚)
水車 ポンプ逆転水車
発電機 永久磁石式同期発電機
最大使用水量 0.15m3/秒
面積 約715m2 有効落差 49.37m
設備容量 100kW 設備容量 31kW
平成24年度
発電実績
約124千kWh 平成24年度
発電実績
約22千kWh

 

 

(2)浄水汚泥のリサイクル

 浄水汚泥(浄水発生土)とは、河川等から取水した原水に含まれている濁質分を取り除くために、原水に凝集剤を添加して発生させた沈殿物のことです。この浄水汚泥はグランド用材やセメント原材料として100%有効利用しています。

 

浄水場で発生した汚泥からグランド用材ができるまで(上水道)

工程

工程2

 

<乾燥>
脱水した浄水汚泥を敷き広げ、天日乾燥させます。

 

 

 

工程3

 

<造粒>
機械で粉砕し、一定の大きさに揃えます。

 

 

 

工程4

 

<保管>
グランド用材として、ストックヤードに保管します。

 

 

 

 

汚泥発生量実績

年間汚泥発生量(t)

 

H20

H21

H22

H23

H24

宇治浄水場

761

847

866

853

1,055

木津浄水場

550

480

633

623

696

乙訓浄水場

298

265

336

335

329

※浄水場で発生した汚泥は全量をリサイクルします。(宇治浄水場の汚泥はセメント原材料、木津・乙訓浄水場の汚泥はグランド用材として利用)

 

 

小水力発電のしくみ 

 宇治浄水場では、図のように宇治浄水場と水源である天ヶ瀬ダムとの間の未利用の水位差エネルギーを有効に利用して発電を行っています。
 また、久御山広域ポンプ場では、乙訓浄水場との間の水位差エネルギーを利用して発電を行っています。

 

太陽光発電のしくみ

 浄水場の沈殿池等の上部を太陽光発電パネルで覆うことにより発電を行うもので、発電された電力を浄水場で消費する電力の一部として使用しています。

お問い合わせ

建設交通部公営企業経営課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-5470

koei@pref.kyoto.lg.jp