ここから本文です。
京都府が丹後地域の2市2町(宮津市、京丹後市、与謝野町、伊根町)及び関係団体と協力して国に申請しておりました、『300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊』が、「日本遺産(Japan Heritage)」に4月28日に認定されましたので、お知らせします。
また、平成27年度に認定された『日本茶800年の歴史散歩』~京都・山城~(京都府が申請)の構成文化財として、宇治市・小倉地区の茶畑が、平成28年度に認定された『鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~』(舞鶴市 他構成市が申請)の構成文化財として、鎮守府のラッパ等が加えられましたので、併せてお知らせします。
「日本遺産」は、平成27年度から創設された制度で、全国で54件が認定されており、府内では、3件(山城地域12市町村、舞鶴市、丹後地域4市町)が認定されています。
【ストーリーの概要】
京都府北部の丹後を訪れると、どこからか聞こえてくるガチャガチャという機織りの音。
丹後は古くから織物の里であり、江戸時代に発祥した絹織物「丹後ちりめん」は、しなやかで染色性に優れ、友禅染などの着物の代表的な生地として、我が国の和装文化を支えてきた。
この地は今も着物の生地の約6割を生産する国内最大の絹織物産地であり、織物の営みが育んだ、住居と機場が一体となった機屋や商家、三角屋根の織物工場の町並みと、民謡宮津節で歌い継がれた天橋立などの象徴的な風景を巡れば、約300年に渡る織物の歴史と文化を体感できる。
【関係市町村】
宮津市、京丹後市、与謝野町、伊根町の2市2町
認定されたストーリー『300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊』の詳細は、下記をご覧下さい。
地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」に認定。ストーリーを語る上で欠かせない魅力ある有形・無形の文化財群を地域が主体となって、総合的に整備・活用し、国内外に戦略的に発信することで、地域の活性化を図ることを目的に、平成27年度に制度化
【認定件数(平成29年4月現在)】
54件(申請件数:229件)(2020年までに約100件程度を認定)
【府内の認定状況】
【ストーリーの概要】
京都・山城は、「抹茶」「煎茶」「玉露」を生み出し、「茶の湯」をはじめとする日本の喫茶文化を支え、リードしてきた。また、現在も残る茶畑・茶問屋街・茶工場・茶ゆかりの寺社などから、その文化を目にし、辿ることのできる唯一の地であり、まさに「日本茶のふるさと」である。
【関係市町村】
宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、木津川市、久御山町、井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、
精華町、南山城村 (※「お茶の京都」12市町村すべてを対象エリアに包含)
【今回追加認定の構成文化財】
宇治市 小倉地区の茶畑
『日本茶800年の歴史散歩』 ~京都・山城~ のストーリーの詳細は、下記をご覧下さい。
【ストーリーの骨子】
明治期の日本は、近代国家として海防力を備える必要があったため、国家プロジェクトにより天然の良港4か所(横須賀・呉・佐世保・舞鶴)に軍港を築き、鎮守府を置いた。
静かな農漁村に人と先端技術が集まり、独自の都市形成の歩みの中で軍港都市が誕生し、日本の近代技術が育まれた。
日本の近代化を推し進めた四市には、海軍由来の食文化もまちに浸透し、多種多様な数多くの近代化遺産とともに、躍動した往時の姿を体感できる。
【今回追加認定の構成文化財】
『鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴』~日本近代化の躍動を体感できるまち~ のストーリーの詳細は、下記をご覧下さい。
お問い合わせ