選定理由 |
暖温帯上部〜特に冷温帯に分布する。京都府では1ヶ所で確認されているのみで希産である。 |
形態 |
雌雄同株でよく凾つける。茎は長さ5〜8cm。茎葉は1.5〜2.7×0.45〜0.75mm、三角形〜長楕円状披針形で長く尖り鎌形、時に渦巻状に曲がり、基部の両側は僅かに丸く曲がり込む。基部は通常黄褐色を帯びる。葉の翼部はよく膨らみ下部の細胞は大きい方形〜長方形で薄膜、透明、上部の細胞は小さい方形で葉縁に沿って2個内外並ぶ。 |
分布 |
北海道、本州、四国、九州:朝鮮半島、沿海州、中国大陸、アルタイ山脈。
◎府内の分布区域
京都市左京区広河原〜佐々里峠。 |
生態的特性 |
山地の林内陰地の腐木上。 |
生息地の現状 |
今回の調査では確認できなかった。現在も確認地点の林内環境は良好であるので、詳細な調査により現状を把握する必要がある。 |
生存に対する脅威 |
森林伐採。 |
必要な保全対策 |
林内の腐木などに生育するため、生育できる微環境が保たれるよう注意する必要がある。 |