選定理由 |
本州から九州まで広く分布するが、これまで府内で唯一知られていた場所での生育を確認できなかった。 |
形態 |
植物体は大形、茎は長さ10-20cmに達する。茎は羽状に分枝する。茎葉は卵状披針形でくぼみ、鋭頭で鎌状に曲がる。中肋は一本で葉長の3/4以上に達する。葉細胞は線形、薄膜。 |
分布 |
本州、四国、九州:中国大陸。
◎府内の分布区域
京都市北区深泥池。 |
生態的特性 |
低地の湿地や池の縁の土上、ときに水中に生える。 |
生息地の現状 |
生育地の現状に大きな変化はないが、現地調査ではその生育を確認できなかった。 |
生存に対する脅威 |
水質の変化、湿原の乾燥化。 |
必要な保全対策 |
特に目立つ種ではないため、保護の対象とするのは困難。 |