選定理由 |
日本には明治時代に定着したと考えられている。果樹や農作物を加害し、民家の物置などに侵入する。全国的に分布が拡大傾向にあり、その動向に関して注目しておく必要がある。 |
形態 |
体色は灰褐色で、顔面と四肢の下部は黒色、額下部から鼻鏡中央にかけて白線が入るので白眉唇と名づけられた。頭胴長610〜660、尾長400mm、体重2〜5kg。 |
分布 |
東南アジア大陸部から中国南部、海南島、スマトラ、ボルネオ、台湾に分布。日本では北海道から九州まで分布するがまだ分布が報告されていない県もある。山麓から市街地周辺まで分布。 |
生態的特性 |
木登りが得意で果実や鳥類の卵なども食べる。果樹や農作物も加害する。電線なども伝わって移動でき、タヌキより市街地にまで分布している。出産期は特に定まっていない。 |
防除駆除に当たっての対応 |
生物相の改変や生態系への影響を考えると駆除すべき対象である。京都府では分布はまだあまり広くないと考えられ、わななどを用いて駆除するのが望ましい。 |
その他 |
外来種 |