選定理由 |
本種は雑食性で適応力が強く、日本各地に定着しつつある。また、個体数を増加させた場合にかなりの農業被害を起こし、人畜感染症の寄生虫などをもつことで駆除が必要である。 |
形態 |
体毛は灰白色で尾に明瞭なマスク模様がある。頭胴長420〜600mm、尾長200〜410mm、体重6〜7kg。 |
分布 |
原産地はカナダ南部からパナマで、日本にはペットとして輸入された。本種の分布はこれら飼育ペットの逸出または野外への放逐による。 |
生態的特性 |
魚、鳥、鳥の卵、小哺乳類、カエル類、農作物、果実など雑食性。水辺の森林を好むが農耕地や市街地まで多様な環境に生息。冬季には畜舎や民家の屋根裏を利用する。寿命は5年程度。年1回繁殖し、3〜6頭の子供を産む。 |
管理 |
日本には天敵もおらず気候的にも合い、様々な環境への適応力も強い。侵入初期の駆除にはわなによる捕獲が有効であると考えられる |
その他 |
外来種 |