選定理由 |
本種は台湾の固有種であるが、ペットの逸出により分布が拡大、和歌山県では本種とニホンザルの雑種が形成され、遺伝的撹乱が進行しつつある。府内でも本種が発見されているので同様のおそれがあり、排除が必要。 |
形態 |
全身灰褐色で四肢の先端は黒い。頭胴長オス400〜540mm、メス360〜450mm、尾は比較的長く頭胴長の7割程度、体重は6〜10kg。 |
分布 |
下北半島、神奈川県、伊豆大島、和歌山県、比叡山などで野生化。台湾では亜熱帯から亜高山帯までの樹林に生息。ニホンザルの生息域には生息可能と推定される。 |
生態的特性 |
雑食性で樹の芽、葉、種実、昆虫など小動物を採食する。複数のオスとメスや子供数10頭の群れをつくる。日本での生態はあまりよくわかっていない。 |
管理 |
分布は比叡山のほかまだあまり広がっておらず、現段階なら対処が可能である。特に現在分布個体数も多くないので、遺伝的な撹乱が進行するまでに早急な排除が必要である。 |
その他 |
外来種 |