選定理由 |
タイプ産地:井手町木津川河原、京都では多いが他地域での記録は少ない。 |
形態 |
小型種で体長は3〜4mm、雌の方が肥厚しやや大きい。強固な感じで細長くほぼ平行状、前胸背板、上翅共に中央部がやや弧状に膨らむ。背面はやや隆起し、光沢は明瞭。黒色で触角基節先端、第2・3節と脚部は鮮黄色、腿節大部分は褐色。体毛は白黄色で艶があり、細短かく直毛で密ではない。前胸背板点刻は頭部より疎で点刻間は完全に平滑、点刻直径より広いがやや不規則。近似の多くの種が知られほぼ20種を越す。本種はクロツヤミズギワコメツキ( O. telluris (Lewis))によく似るが、これは前胸背後角部・上翅基部等が赤褐色になる傾向が強く、前胸背板点刻がより密で雄生殖器形状が異なる。 |
分布 |
栃木・群馬・長野・京都から知られる。
◎府内の分布区域
南部地域全域の河川敷に分布する。 |
生態的特性 |
5〜7月に河川敷で見られ群集することが多く、幼虫は河川敷の土壌中に棲息し補食性と見られるが、詳細は不明である。 |
生息地の現状 |
これまでの記録は殆どが河川敷なので、人為的な破壊現象が進まぬよう自然条件の維持出来るような河川改修が望まれ、改修が進む現状ではその影響を大きく受けるであろうと容易に考えられる。 |
その他 |
日本固有種 |