選定理由 |
希少種で分布は広いが稀である。 |
形態 |
体長は11mm。細長く筒型に近く平行状、光沢はやや艶消し状。黄褐色で頭部は多少とも濃褐色で、体毛は白黄色、細長く直毛で密。別亜種セイノウスカバイロコメツキ( C.ishiharai seinoi Kishii)が奄美大島に分布するが、これは体色が濃く黒褐色で、前胸背板後角の隆起線が不明瞭である。 |
分布 |
石川・岐阜・愛知・以西の本州・九州本土に分布するが稀。
◎府内の分布区域
北部地域(舞鶴市)、中丹地域(美山町)、南部地域(京都市・精華町)から記録がある。 |
生態的特性 |
この属は暖地性で本州では都市部周辺の水田地帯の燈火に集来することが多い。幼虫は排水不良な土壌中で見られ、雑食性のようである。 |
生息地の現状 |
都市部周辺の水田地帯では農薬などの使用が制限されつつあり、本種の棲息域が水田に準拠するならば問題はないものと考えられる。 |
その他 |
日本固有種 |