選定理由 |
ウエノオオナガゴミムシの亜種で、亜種のタイプ産地が京都市左京区広河原である。また、和名にもキョウトの名がつけられている。京都府は種の分布の西限となっている。 |
形態 |
体長16.5〜21mm。体は黒色で、前胸は心臓型。後翅は退化している。キョウトナガゴミムシと近縁であるが、より大型で、オス腹部末端節が広く板状に突出することにより区別される。本種はウエノオオナガゴミムシの亜種であるが、変異が連続しているため、亜種として区別することが困難であるとする説もある。 |
分布 |
京都府。種の分布は本州中部地方から近畿地方東部までで、京都府は分布の西限となっている。
◎府内の分布区域
京都市左京区、京北町、美山町。 |
生態的特性 |
好水性の種類で、山地の渓流沿いの湿った場所に生息する。石の下などから発見され、個体数はやや少ない。 |
生息地の現状 |
主に山地に分布するため、生息環境は良好である。 |
その他 |
日本固有種 |