選定理由 |
照葉樹林環境を指標する。若狭湾周辺の照葉樹林に見られ、冠島では多産する。 |
形態 |
体長24〜43mm。大型のコオロギ。体は上下に扁平。前翅は短く、腹部の1/2以下。体色は黒褐色で、光沢がある。本州には、近似種は産しない。 |
分布 |
本州、四国、九州、南西諸島、伊豆諸島。府内では、舞鶴市、宮津市に分布。 |
生態的特性・現状 |
海岸の照葉樹林に生息。大径木の多い安定した環境を好む。冠島は、オオミズナギドリの繁殖地として人間の立ち入りが制限されているため、良好。 |
脅威・保全対策 |
海岸林の伐採。海岸のシイ・タブ林の伐採制限が必要。 |